春を知らせるサカナ「メバル」の生態 卵ではなく子供を産む?

春を知らせるサカナ「メバル」の生態 卵ではなく子供を産む?

釣り人にとって春を知らせてくれるのは「桜」ではなく「メバル」という魚。そんなメバルの生態について調べてみました。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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サカナ研究所 その他

メバルは3種類いる?

メバルは、生息している環境に応じて、体色を変化させる保護色の魚で、以前まで正確な分類はされていませんでした。メバル以外にもカサゴやソイなども生息環境で体色を変化させる保護色の魚です。

2008年、DNA鑑定で、核DNA解析を行った結果、「アカメバル」「クロメバル」「シロメバル」の3種を識別できることができました。

しかし、実際のところ、見た目での判断は非常に難しく、3種類の呼び名を分けて使っている人はほとんどいないようです。

メバルは最盛期へ

冬の産卵期を終えたメバルが再び活気づき始めるのが春です。水温が上がっていくにつれて活発に小魚を追い始めます。

地域にもよりますが、4月には浅いレンジで釣れるようになり、5月には最盛期といえるほど活性化します。

ルアーを着水させたあとはリールを巻くだけのただ巻きを実践するだけで、初心者でも容易に釣ることができるでしょう。

新型コロナの影響で花見もなかなかしづらい昨今、花見ではなく、メバルを見に海に出かけてみてはいかがでしょうか。

<近藤 俊/サカナ研究所>