釣りにいく予定はなかったが、6時に起きるとすでに暑い。そこで、アユ釣りに出かけることにした。向かった先は神奈川県西部を流れる酒匂川。解禁直後、放流物が冷水病で流されたとか、青ノロがひどくて釣りにならないと酷評されたが、今は絶好調の河川。相模川は、数は釣れるがチビアユばかり。釣果3割減でも良型が揃う酒匂川だろう。
当日の状況
7時半、新十文字橋近くのオトリ店に到着し、オトリと入漁券を購入し川へ向かう。まず入川したのは橋上流。天気は晴れで気温30.5度、水温は22.5度。平水で濁りなし、アカ付き良好のコンディション。
少し緩めの流れを選んでオトリを放すと、すぐ18cm級の良型が掛かってきた。たまたま入った場所が竿抜けポイントだったようで、開始から15分で15~18cmを6尾の入れ掛かり。幸先いいスタート。
狙い的中のタックル
じつは、この釣果を導いたのがタックル選び。最近は瀬だけでなく、トロでもチャラでも引き釣りを基本にしている。そのため、竿の調子がオトリや掛かったアユにダイレクトに伝わりやすい。
7月に入って良型の釣れる河川に釣行することが増えたことで、やや硬めの竿を選択していたが、朝方の追いの弱い時間帯に穂先が硬くてハリに触れたアユが弾かれる状況が増えてしまった。
そこで、この日は朝から標準装備されている軟らかめの穂先を装着。この穂先の選択がよかったのだろう。朝からケラレやバレはなく、ハリはしっかりと背中を貫いていた。
このあと、早瀬に入り、ほかの釣り人の隙間を縫って、1時間で7尾を拾い釣り。人気河川なので、1カ所で入れ掛かりとはいかないが、その後もポツポツと釣れた。11時半までに19尾。