ライフワークとしているオフショアジギング。その中でも特に好きなのが、ナイトゲームのタチウオだ。年明けから不調のホームを見切り、好調の沼津沖エリアへ久々に行ってみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山口悟)
タチウオ狙いナイトジギング
秋のメッキゲームと同じくライフワークとしているオフショアジギング。主にホームとしているのが、戸田の遊魚船。界隈のコーストラインで青物から根魚までをターゲットに見据えての、スロージギングで四季の魚を狙っている。
その中でも特に好きなのが、タチウオのナイトジギング。戸田湾内に入ってきたと情報が入ると、ソワソワして仕事も手につかない。タチウオはパターンにハマると連発するが、お気に召さないとひたすら沈黙なんてことも。その日のパターンを見つけた時の快感が病みつきになり、群れがとどまっている間、足繁く通うことも。例年だと戸田の湾内は秋口に釣れ始め、年明け1月一杯くらい釣れ続き徐々に終息していく感じだ。
さて、今シーズンは安定して釣れ始めたのが年末近くになってから。好調な時は、70匹近い釣果も。ただ、都心部でも積雪があった年明け1月6日(伊豆の山間部でも積雪)からパッたり釣れなくなり2連敗。シビレを切らし再度上向くまでと、好調な沼津沖への釣行を決意。1月19日、静浦港の勘栄丸に乗ることにした。
当日のメインタックル
ロッド プロパゲートBLX2
リール グラップラーCT
ライン PE1ライン号
テーパードリーダ8号→20号
ルアー ウロコジグ80g、アグラーム90g、八十郎、フラッシュJシャッド4inch他
スロースタート
直近で、千本浜沖に船団ができていたのは確認済み。15時過ぎに港に集合して、千本浜沖まで10分程度の行程。到着時後すぐに釣り開始。……ではなく、場所取りのための15時集合なのだ。明るい時間から釣れ出すシーズンもあるが、基本暗くなってから回遊してくる群れをたたくのが戸田~沼津沖界隈のセオリーだ。最近は、18時過ぎから釣れ始めるとのこと。
回遊実績ポイントに入ったら、アンカーを打ってその時を待つ。この時間が長い。今回、8人ほどの乗船者の中でルアーは自分だけ。ミヨシ貸し切りのため、色々試せる。腹ごしらえや、ゆっくり支度をしてその時を待つ。
船長からアナウンスが入り、待ってましたと定番の八十郎をスルスル落とす。待ち時間中の話しで、「TGベイトが調子いいよ!」なんて話しを聞いたのだが、今回タングステンは忍ばせていない。一抹の不安を感じながらワンピッチジャークで手返しよく探る。
指示ダナ10m下から探るが、触らない。エサの人がぽつりぽつりと掛けるが、イマイチ煮え切らない様子。アタリがないまま、20分ほど経過。
ジグヘッドリグで連発
予想外にスローだなと思い、スピニングに持ちかえる。フラッシュJシャッド4inchを1ozの軽めのジグヘッドに付け、指示ダナの40m付近に漂わせると”ガツっ”明確なアタリ。指3本ほどのアベレージで、とりあえず一安心。3匹釣ったところで、アタリが遠のく。
そのまま、浜側に向けてピッチングで20mほどキャスト→テンションフォール。明暗の境に滑り込ませる。ルアーの場合、このように軽いキャストで手付かずのポイントを攻めることができるのが利点だ。
これが吉と出、連続ヒット。アベレージも指4本ほどで、船直下を狙うよりサイズがいい。しかし、このパターンも、10分ほどでアタりが止まる。
ジグでは連続で高切れ
できる限り自然に漂わせるために、軽めのジグヘッドを使っているので手返しが悪い。それではと、ベイトタックルに持ちかえ、同じことをジグで試す。キャスト→斜めにテンションフォール→40m付近でテンションが”フッ”と抜ける→ヒット!で数匹追加。
このパターンでラストまで数を伸ばそうと思っていたが、斜めに入ったPE部分を噛まれて高切れ。予備のベイトタックルで同じことを試みるが、痛恨の連続高切れ。