この時期の楽しみの1つ、アナゴ。一般的には夏の魚というイメージだが、晩秋から春先は小型の数釣りシーズンなのだ。小型とはいえ、1月にもなれば平均サイズは30cm前後。やや小ぶりなのは否めないが、食べても十分に楽しめる。1月27日の夜、そんなアナゴを狙って三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭に釣行してみたのでリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
霞ケ浦ふ頭でアナゴ釣り
アナゴの時合いは日没から2~3時間といわれるが、この時期、仕事を終えるころには辺りはもう真っ暗だ。急いで向かうも霞ケ浦ふ頭到着は午後7時半。慌ててタックルを準備する。
サオはチョイ投げ2本と、足元狙いが1本。チョイ投げは遊動テンビンの1本バリ、足元は自作両テンビンの2本バリで、エサはアオイソメ、イカの短冊、サバの切り身をローテーションしながら様子を見ることにした。
開始早々30cmの本命
ほどなくチョイ投げのサオにアタリ。軽くテンションをかけながらタイミングを計り、サオ先が絞り込まれたところでアワセを入れる。キャッチしたのは30cm級のアベレージサイズだ。
ハリはのまれておらず、アワセのタイミングもバッチリ。食い込み優先のためハリスを30cmと長めにしているので、巻き付かれないようハリスを張ったまま、ピストル型のハリ外しでハリを外す。
干潮の後はぽつぽつ
こんな調子で、8時までに5匹をキャッチ。これなら爆釣間違いなしと思ったが、ここでアタリはピタッと止まる。ちょうど干潮も重なるため判断に迷うが、まさかの時合い終了なのか。
それでも30分ほどすると散発ながらアタリが出始めた。スタート直後のペースにはほど遠いものの、バケツの中には1匹、また1匹とアナゴが増えていく。
食い込み重視のエサが正解?
エサはアオイソメが優勢で、イカの短冊やサバはアタリこそ多いものの食い込みが悪い。かなり細めにカットしてあるのだが、エサ自体が硬いことも一因なのかもしれない。
結果的には全てのエサで釣果を得られたが、少し前から寒さが緩んだことで、雪代が流入しているのだろう。アタリこそ多いものの、ガツガツというアナゴらしい食い方は少なかった。今は集魚力より、食い込み重視が正解なのかもしれない。