この時期の楽しみの1つ、アナゴ。一般的には夏の魚というイメージだが、晩秋から春先は小型の数釣りシーズンなのだ。小型とはいえ、1月にもなれば平均サイズは30cm前後。やや小ぶりなのは否めないが、食べても十分に楽しめる。1月27日の夜、そんなアナゴを狙って三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭に釣行してみたのでリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
27日の釣果
この日は圧倒的にチョイ投げでのヒットが多く、足元でキャッチしたのは1匹だけ。アタリはそれなりにあったのだが、エサの問題に加え、積極的に掛けていくための短いハリスも逆効果になったようだ。
結局、この日は午後10時まで粘って11匹の釣果。サイズはどれも30cm前後で、昨年末までよく交じっていた40~50cmクラスの良型は姿を見せなかった。
28日も7匹キャッチ
そんなこともあり、翌28日はチョイ投げ3本、エサも全てアオイソメというスタイルで釣行した。この日は午後9時がタイムリミットなので、ツ抜けは厳しそうだ。
7時半の開始早々から立て続けに3匹ヒットしたが、ここでアタリはストップ。しばらくの間をおいて再びアタリが出始め、最終的には40cm級を1匹含めて7匹の釣果だった。
この日は爆風でアタリを見逃し、数匹のアナゴにハリをのまれてしまった。こんなときは無理にハリを外すより、そのままハリスを切った方が生存率ははるかに高い。リリースする場合や、魚を生かしたまま持ち帰る場合には覚えておきたい。
今後の展望
今回は2日続けての釣行で十分な数が確保できた。日没から釣行できれば数はもっと伸ばせそうだが、帰り際でもアタリは出ていたので、出遅れても諦める必要はなさそうだ。釣果はイケスに泳がせてあるので、次の休日にでもゆっくりさばくとしよう。
繊細な釣趣と極上の食味が味わえる伊勢湾奥のアナゴは、少しずつサイズアップしながら春先まで楽しめる。まだまだ寒さは厳しいが、車横付けで狙えるポイントも多いので一度出かけてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
霞ケ浦ふ頭