シーバス狙いのルアー釣りは日中も夜間もどちらも釣行可能だ。ただ、やはり安全面や釣行時間の捻出を考えると、デイゲームに分がある。そこで、今回はシーバスデイゲームのポイント選定と考慮すべき要素を解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
デイゲームでの重要な要素
ポイントがわかった所で、今度はそれを活かす要素、つまりプラスαが必要となってくる。では、その要素とは何か?をいくつか上げてもみよう。
ベイト
ベイトは基本中の基本。デイゲームに限ったことではないが、やはり重要だ。例え橋脚下のポイントで暗がりに入っても、ベイトがいなければシーバスは付かない。特にデイゲームではこのベイトの見極めが重要だ。
川をよく観察し、イナッコを含めた、カニやフナ虫、エビなどがどのくらい生息していそうなのかを気に止めるだけでも釣果は違うはずだ。自分が狙うポイントのベイトの量、ここに注目してほしい。
流れ
流れもデイゲームに限ったことではないが、やはり重要だ。ポイントにベイトがいても、やはり川の流れがあるとないでは釣果が違う。水門などは、流れがなくても釣れる場合もあるが、開閉によっての流れとは違う、川本来の流れがあるとシーバスの活性も全く違う。
デイゲームで橋脚下などの暗がりを狙う場合、暗さとベイト、そして流れが加わればシーバスに出会える可能性はかなり高くなると言える。これは、秋の一番おいしい季節に限った事ではなく、冬の厳しいシーズンでも言えることだ。
暗がり(シェード)
シーバスは夜行性ではないが、やはり警戒心が高く、夜の方が釣りやすい。しかし、昼間でも川からいなくなっているわけではない。どんなに干上がっても、必ず川に残っているシーバスはいる。その可能性が一番高いのが、この暗がりだ。
大きな排水口の中は、奥が見えないほど暗い。そんな中にもシーバスはいる。よく聞けば、その排水口の中でベイトを捕食している音が聞こえる時もあるくらいだ。このポイントは、デイゲームの方が有利だ。橋脚下の暗がり、排水口の中の暗がり、水門の日陰側、何でもいい。とにかく暗がりを演出できるポイントには注目してほしい。
昼間でもシーバスは釣れる
いかがだっただろうか、ポイントの見極めとそれを活かす要素。これを上手く活かせばデイゲームでもシーバスは十分に釣れるのだ。確かに夜のナイトゲームで釣れば確率も高く、シーバスに出会えるチャンスも広がるだろう。
しかし、足場の危険や周辺の治安、何より次の日の仕事を考えたら、やはりデイゲームの方が健全だ。釣行計画の段階でポイントを選定し、ベイトの量や流れを下見しておけば、さぼど時間も取られずデイゲームでシーバスを仕留められることだろう。シーバス釣りは、楽しく無理のない範囲で満喫したい。そのためにもデイゲームでの釣行を考えてみてはいかがだろうか。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>