台風7号が去り、異常な大雨が続いた西日本では現在も災害の報道続いている。徳島県でも1000mmを超す雨量だった。徳島市内も警報が出ていたが、雨量が多かったのは山間部。7月9日に予約していた鳴門海峡でのタイラバは勝手に中止だと思っていたのだが「出ます」との連絡。朝7時に出船ということで釣友と3人で行ってきた。
大橋の下へ移動
「大橋の下にかわります」と見切りが早い。船団の中に入り、46~70mへ掛け下がるポイントへ。ボトムは荒く一瞬で根掛かりしてしまうので集中していないとロストしまくりの危険地帯だ。
ファーストヒットは左のトモ。40cm弱のきれいなピンクのマダイ。
流すたびに3連続でキャッチ。それもバラしながらの釣果だ。 右トモも左ほどではないがアタリがある。
船先の私はというと、なんの反応もなく見てるだけ(笑)。トモからポイントに入っていくからといってもここまで違うかと…。
焦る気持ちを抑えながら落とす、巻くを繰り返していると待望のアタリ。ゴッゴッと頭を振るタイ独特の感覚が伝わるが、あまりにも軽い。20cmにも満たないチャリコが水面にヒラヒラと舞う。なんなんこれ… と思わず声が出た。
拾っていく釣りに終始
時合いが終わり室沖に移動。そこで1投目にヒット。ようやくマシなのが掛かった。バラさないように丹念に巻き取り、魚影が見えるとがっかりなホウボウ。赤は赤でも魚種違いだ。船長は「高級魚ですよ~」と笑いながらすくってくれた。ネットの中でホーホーと泣く。
気を取り直しての二流し目でゴッとの衝撃で重みが…。サワラと思われるアタリでブレーク。次の流しできた、きた~。間違いないタイ独特のアタリ。
「やっときましたよ~、バレないでね~」と。水面に浮かせてキャッチ。やっと釣れた。これまで何度かのヒットはあったのだが、ハリ外れが多発した後のキャッチだったのでひと際感激だ。その後、ポツリポツリと釣れたが、満ち潮が入ると塩分濃度が下がったのかアタリがなくなり納竿とした。
<週刊つりニュース関西版 APC・賀川正志/TSURINEWS編>
鳴門大橋付近