子供たちが待ちに待った夏休みがいよいよやって来た。宿題はやらきゃいけないけど、釣りだって行きたい!今回は家族釣行の釣り場の決め方や釣り方、注意点などを実際の釣行に基づいて解説する。この夏の思い出作りにぜひ役立ててほしい。
釣行先は碧南海釣り公園
今回私たちは釣行場所を安全面も含めて、碧南海釣り公園に決めた。
ここは温排水が流れているため、魚は足下にたくさん寄ってきているので釣れる確率が高いからだ。
さあ、いよいよ釣行日。天気は晴れで風もない。潮は中潮の上げ潮から下げ潮になる。
午前4時30分、いつもなかなか起きない子供達も布団から飛び起き、車に飛び乗った。安全運転で碧南海釣り公園へ向かう。自宅からは車で、30分もかからないため、疲れも出ないまま現地に到着。やっぱり近い釣り場は運転が楽だ。
まずはサビキ釣りから
さすがに一級ポイントだけに釣り人でにぎわっていたが、サオを出せないほどではなかった。
早速、温排水のポイント近くに場所を決めてから、子供用のライフジャケットをしっかり装着させ、釣行をスタートさせた。
新しく購入したサオにはママカリ仕掛けをセット。お兄ちゃんはやる気満々で、すぐに自分の竿サオを持ってキャストした。
満潮時、湾から堤防沿いにかけてアジやサバ、サッパが温排水へ回遊してくるだろうと、温排水の湾側に当たる場所でサオを出した。
仕掛けはママカリというサビキ仕掛けになるが、キャストして底取りをしてから巻き上げ、中層辺りでまた底まで落としてのリフト&フォールを繰り返していくだけの、子供でも簡単にできる釣り方だ。
魚のサイズも考え、まずは6号仕掛けからスタートする。すると、1投目からサッパがヒットした。息子も慌てていたが、無事に釣ることができてすごく喜んでいた。
今回ママカリ仕掛けの先端に集魚板を取り付けたのが良かったのか、その後も息子たちのサオにはサッパのオンパレードで6本のハリに6匹掛かることも。ハリ外しに忙しく動き回る私は汗びっしょりになったほどだ。
しばらくアタリが遠のいた時、ようやく私のサオを準備した。
前日に私だけで用水路へザリガニを捕まえに行っていた、なぜなら大物を釣りたかったからだ。仕掛けを排水付近へ投入して置きザオにした。釣れたらカッコイイお父さんが見せられるかなと期待する。
チョイ投げにもアタリが
もう1本のサオには、テンビンにキス仕掛けをセットして、エサにはイシゴカイを付けキャストした。こちらのサオ担当は妻と次男に任せた。
しばらくすると、妻のサオに付けていた鈴が鳴った。
巻いてみると「サオから魚の逃げる感触が伝わってくるみたい」と妻が言う。
上がってきたのはハゼだったが妻は大喜び。
今からの時期はハゼも楽しめるため、ちょい投げセットも用意しておくと良さそうだ。
潮が動きだした時、また息子のサオにアタリがきた。これからまたまたハリ外しに忙しくなりそうな予感がした。そしてその予感が的中することに。次から次へとサッパが釣れる。
クーラーの氷は多めに用意
チャンスとみた私は、妻と次男のサオもママカリ仕掛けに替えた。すると妻のサオにも次から次へとサッパが釣れる。
生かしておく用のバケツもいっぱいになったため、用意してあった氷いっぱいのクーラーボックスへ入れていく。サッパは傷みやすいため、氷は必ず多めに用意しておくといい。