アジングゲームで良型快釣 『キャロ』で尺アジ手中に集魚灯では入れ食い

アジングゲームで良型快釣 『キャロ』で尺アジ手中に集魚灯では入れ食い

季節はいよいよ冬、陸っぱりのアジングはシーズン佳境を迎える。今回は中紀エリアの波止で、尺アジを交えて連発を楽しんだので、その模様をリポートする。

和歌山県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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ショア ソルトルアー

夜の集魚灯アジングへ転戦

日没と同時に少しポイントをかえてアジ狙いの釣り人は一斉に集魚灯を点灯させる。夕方より少し風が落ち着いて来たこともあり、そこまで長距離のキャストは必要ないのでキャロ仕掛けからジグ単の釣りに変更する。

集魚灯をつけて30分ほどするとイワシなどの稚魚が大量に集まりだした。同時に日本刀のようにキラリと光るタチウオの群れも集魚灯の中に定位しだした。

表層から順に0.9gタングステンジグヘッドで探ると、ありとあらゆるレンジで急にラインテンションがなくなる。タチウオがジグヘッドに襲い掛かるとその鋭い歯の一撃でラインブレイクしてしまう。偶に上手く掛かってくるタチウオもいるが、やはりラインブレイクすることが多い。

比較的タチウオが少ない場所は明暗境より暗部であり、その部分を重点的に攻めるより仕方ない。カゴ釣りの方と話をしながらそれとなくレンジを聞くと夕マヅメのより少し浮いているとのことで、カウントを刻みながら探るとすぐにアタリが出た。やはりアジもタチウオを避けて暗部に溜まっているようである。

アジングゲームで良型快釣 『キャロ』で尺アジ手中に集魚灯では入れ食い日中に釣れたタチウオ(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

25cm前後のアジ入れ食い

このアジも25cmを超えるいいサイズであったが、アジが釣れ続くとサイズがどんどん小さくなっていった。しかし、入れ食い状態で溜まっている場所に上手く入れれば必ずといっていいくらい釣れるので止められない。小さいアジほど活性が高いようである。

極力小さなアジを避けるためワームを2inchから大きい2.5inchに上げてジグヘッドもショートシャンクのタングステン0.9gにかえて沖の暗部に絞って狙うと、アタリは少なくなるものの明らかにサイズが少しアップした。

ナイトゲームから参戦してくれていたOさん兄弟も順調に釣られクーラーが一杯になる直前で納竿とした。

アジングゲームで良型快釣 『キャロ』で尺アジ手中に集魚灯では入れ食いナイトゲームでも好調(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

釣ったアジの料理

釣れたアジは筆者の場合、その場で脳〆をして背骨とエラの付け根付近にナイフを入れて海水で血抜きを行う。持ち帰りの際、このひと手間でアジの鮮度がグッとかわる。できるならば神経抜きまですることがベストであるが、時合いのタイミングではこの作業だけで十分と考える。

炙り刺し

今回のアジで作った一品目は炙り刺しを作ってみた。3枚に下ろしたアジの身に飾り包丁を入れて刺身を作り、その上から皮側をバーナーで炙るというシンプルなものだが、実に香ばしくいくらでもご飯が欲しくなる。

半身はそのままでポン酢を掛けて、もう半身は洋風にマヨネーズを塗ってから炙り、七味唐辛子で少しピリ辛にして食べると1匹で2度美味しい料理になる。

アジングゲームで良型快釣 『キャロ』で尺アジ手中に集魚灯では入れ食い洋風炙り刺し(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

漁師風漬け

もう一品は漁師風漬けを作ってみた。だし醤油:ショウガ:ニンニク:ゴマ油を5:1:1:1くらいの割合で作ったタレにぶつ切りにしたアジの身を漬け込み、半日ほど冷蔵庫で寝かせると完成である。

漁師風漬けは保冷バックなどに入れて冷凍庫に入れておけば2週間程度は日持ちするのでもう一品が欲しい時などにも最適である。

アジングゲームで良型快釣 『キャロ』で尺アジ手中に集魚灯では入れ食い漁師風漬け(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)

ライトゲームを楽しもう

秋から冬にかけてのシーズンはライトゲームが一番盛り上がる季節であり、冬にむけて荒食いが始まり脂の乗った魚が釣れるシーズンである。たとえ遠征しなくとも近場でも大きいサイズも狙える上に初心者の入門にも適したシーズンと言える。ぜひ身近にチャレンジできる晩秋のライトゲームを楽しんでもらいたい。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>