ここでは「フライフィシングを始めてみたい」と思っている人にオススメできる関東近郊の管理釣り場や、釣り場タイプ別タックル選び、基本的なキャスティング方法などを解説。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・井田泰司)
フライフィッシングのタックル
釣り場の規模に合わせてタックルを選択する。オススメは図参照。
オススメのフライ
オススメのフライを紹介しよう(フックサイズはすべて#12)。
化繊カディス(ドライフライ)
・ウィング:化繊系のもの
・ハックル:ブラウン系
・ボディー:タン
・スレッド:ブラウン系
ソフトハックル(水面下)
ソフトハックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・井田泰司)
・ハックル:ブラックまたはブラウン系
・ボディー:ビニール素材のもの(ヘアゴムや釣りイトで代用可)
・スレッド:ブラックまたはブラウン系
ビーズヘッドニンフ(中層以下)
フックにビーズヘッドを通して、化繊系の白やオリーブのマテリアルを巻き付ける(毛糸で代用可)
ドライフライはキャストする距離が必要だが、ソフトハックルやビーズヘッドニンフは、竿の長さぶん足下に落としてサイトフィッシングが可能。飛距離が出せなくても楽しめるため、子どもやビギナーに特にオススメ。
キャストの練習方法
バックキャスト、ロールキャストともに、5、6mまっすぐ、精度よくキャストできることが重要で、距離よりも方向性と正確に狙った位置に落とすことが重要。
キャスティングは手首を曲げないことがコツ。ロッドの尻を袖口に入れて練習するといい。画像と図解参照。
楽しみはさまざま
秋の行楽シーズンにあわせて楽しめる管理釣り場のフライフィッシング。前項で紹介した釣り場の近くには紅葉やイルミネーションが楽しめるスポットもある。行楽とセットで楽しむのもいい。
また、一日券でとことん釣りをして、タイイングしたフライのテストや仲間との意見交換も面白い。
管理釣り場での大型魚とのファイトやスレた魚との頭脳戦、数釣りの研究、釣友やライバルとの出会い……。管理釣り場の経験が確実にステップアップさせてくれるはず。私自身、管理釣り場で知り合った仲間は多く、釣り人の交流の場として渓流釣り禁漁中は貴重な場所だ。