瀬戸内海播磨灘のジギングゲーム。11~12月はブリの群れが回ってメーター超、10kg超が内海でも現実になります。今回は明石沖のカンタマで選んだ潮回りの朝の時間帯に集中して、ジギングで青物を狙います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
3日間でブリ族22匹
それでは、3日間の釣りをリポートしていきましょう。
初日の11月4日
上げ潮が効き始める7時過ぎに釣り開始。明石沖のカンタマの実績潮筋にボートを乗せて、水深50m超から30mのカケアガリを狙います。3日間、この潮筋を狙いました。すると、明石海峡周辺で悪さをするフグが出没していますが、こやつにPEラインを10mのところで噛み切られ、ジグからラインシステムを失いました。
リーダーを作ってジグも新しく再開すると、うまく時合いになり、ここからメジロ大小に小振りなれど小ブリ81cmまで、型物7匹含めて8匹、体力勝負になり疲労困憊の9時過ぎまで1時間半釣れ続き、沖上がりとしました。
11月5日
前日同様の期待感で釣り開始。今日の目標でリミットはメジロ5匹。同じ潮筋で、7時半ごろから時合いとなり、モーニングメジロが続きます。フォール多用のジグアクションに追従してきて、強引を速い潮の中から見せつけてきます。
4匹目からハマチの群れに変わり5匹目を釣って、目標達成でジギング中止。場所を移動して、サワラ狙いのブレードジグを試します。
晴天過ぎるのか群れがいないのかサワラは現れませんでしたが、30分弱でハマチを3匹。ブレードと小さいジグのアピールは強く、タダ巻きにいきなり食ってきます。サワラ狙いは改めてとして、本日も8匹の釣りものです。
11月6日
今日は、5匹までと決めていましたが、最後にダブルで釣れ、6匹の釣果を得てしまいました。
この日は、ハマチが主体の群れ。型が日々小さくなるようですが、おもしろさはかわりません。この日の魚は、すべて胃は空っぽで、朝ごはんがまだだったようです。
釣れ始めは、同じような時間帯ですが、初日から潮の動き始めが1時間遅れてきているので、こんなところも影響しているのでしょう。
海の中の出来事は、奥が深くなかなか容易に想像できないものです。
高確率でいい潮に当たる
とにかく、潮を選んだ日なので、活性ある群れで実釣約2時間の釣りが、とても楽しく過ごせました。毎日寿司を食べ続け、酢じめも作り、フライに鍋とおいしい青物を堪能できましたが、四肢の筋肉痛はおいしさの代償でした。
100%とうまくいくとは限りませんが、かなりの確率でいい潮に恵まれる可能性の高い狙い方です。魚との一本勝負のジギングゲーム、この面白さにはまり込みます。
<丸山明/TSURINEWSライター>