「今年の夏休み、どこへ連れて行ってくれるの~」と、かわいい子供たちから連日の催促。「夏は暑いけど、釣りには行きたい。しかも、リーズナブルに…」と、この悩みで頭を抱えているお父さん&お母さんにお勧めしたいのがイカダ五目。自然を体感でき、良き思い出の1ページづくりにもうってつけ。まだ子供たちとの夏休み期間中の満喫プランが決まっていなければ、「気軽に楽しめるレジャーフィッシング」のイカダ五目はいかが!?今回は夏休みにピッタリお手軽釣法ツートップのサビキ釣り&チョイ投げ釣りをメーンに紹介します。ぜひ、お出かけのご参考に!
釣り方は多彩
魚種が豊富なので、釣り方もいろいろある。
イカダでの定番のカカリ釣りスタイルでダンゴを使用してのクロダイ狙いや、ヤエンやエギを使ってのアオリイカ狙いも当然ありのフィールドだ。
今回は特にファミリー向け&入門者向けで、釣り公園・施設など陸っぱり釣りでも、お手軽な釣法のツートップでもある、サビキ釣り&チョイ投げ釣りを紹介したい(仕掛けは例図を参考に)。
サビキ釣り
ここから海釣り入門となった人も多いと思われるのがサビキ釣り。
よく釣れる代表的な魚種を挙げるとアジ、サバ、イワシ、サッパ(コノシロ)などだ。
仕掛けに付いているカゴにまきエサとなるアミエビを入れ、仕掛けを海中に沈めてサオを上下するとカゴからまきエサが出て、そのまきエサを魚が捕食している間にハリも口にして掛かるという、とっても簡単な釣法だ。
ワンポイントアドバイスとしては、よりたくさん釣るためには、魚がいる層(釣り用語で「タナ」と言う)へ仕掛けを下ろすことが大事。魚がいない層で待っていると、アタリが出るまで時間がかかってしまうからだ。
また、アミエビのマキエだけでは食いが良くない場合はオキアミをハリに付けたり、魚の寄りが良くない場合はクロダイ釣りなどで使われるダンゴも併用すると釣果アップにつながるだろう。
タックル(サオ、リール、仕掛け)は釣具店でよく販売されているセット物でも十分楽しめるが、もし迷ったならば、釣具店のスタッフに聞けば丁寧に教えてくれるだろう。
チョイ投げ釣り
こちらも簡単に楽しめる釣り方で、生きた虫エサのアオイソメ、イシゴカイ、イワムシなどをハリに付け、文字通り仕掛けをチョイと投げてアタリを待つ。
すでにイカダが海上にあるので、ビュンと遠投する必要はなく、イカダのやや前方に投げ込むだけでも十分だ。
釣れる&狙える魚種はとにかく多彩。
チョイ投げ釣り最大の魅力は、なんといっても上げるまで何がヒットしたのか分からないドキドキ感を味わえることだ。
チョイ投げ釣りのワンポイントアドバイスとしては、ずっと待ってもアタリがなければ、リールを少し巻いてエサ(仕掛け)を動かし、「誘い」を入れて魚にアピール。エサを見つけやすくしてあげよう。
それでもアタリが出ないようならば、一度回収してチェック。
エサがなくなっていたり、仕掛けがヨレヨレになっていたりしたら、新しいものに付け替えよう。
前述したサビキ仕掛けと併用して、チョイ投げで仕掛けを入れておいてアタリを待ちつつ、その間を利用してサビキ釣りもするという、二刀流で楽しむのもいかが。
役立つ小道具
お弁当&冷たい飲み物、タックル(予備も含む)の他に持参しておくと、釣り場で役立つだろう小道具類も一部紹介しておこう。
魚を持ち帰る時に必要なクーラーボックス(魚を傷めないよう冷やす氷もお忘れなく)、ラインを切るハサミ、手拭き・顔拭き用タオル数枚、水くみバケツ、魚の口でつかんで持つことができるフィッシュグリップ、イカダに座り込むことに抵抗があるならば簡易イス。この他、ちょっとした切り傷・擦り傷用ばんそうこうなどがあるとさらに安心だろう。