今年も「2021モデル」のワカサギ電動リールが勢ぞろい。入門者にもオススメの低価格帯モデルから、ハイエンド機種まで、新発売のアイテムで実釣してきたのでレビューする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 佐藤理)
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プロックス:攻棚ワカサギモータードライブEC ICE
氷上をイメージしたスケルトンボディが目を引く。コンパクトサイズで軽量、10cm刻みのカウンター付き。巻き上げ速度は5段階。ゼロ停止(舟べり自動停止)やタナ停止など基本性能が備わっている。左右のボタンを押すと自動巻き上げ開始。
アイスグレープとアイスレモンの2色。自重88g。販売価格¥8778。
色がカワイイ。フォール・巻き上げ速度は問題なく、タナ停止・ゼロ停止も誤差なく秀逸。ボタン反応もよかった。やや前方に重心があるため、リールを浮かせた誘い方が正解。使用した穂先もアタリ見やすい。
シマノ:レイクマスターCT-ET
外部電源仕様にすることで、絶対的な軽さを実現。手感度の向上と集中力の持続を両立。タナ取り時、指でスプールを快適に回すことができる縦型スプールをはじめ、バックラッシュ防止システムほか基本性能が充実。小指と中指がリール下に入る握りやすいフォルムとした。
カラー・ブラックとレッド。自重90g、販売価格¥3万250。
とにかく軽く、見やすいデジタル液晶。電池スペースがないぶん握りやすいうえ、転倒防止レッグ搭載で安定感が増した。
ダイワ:クリスティア ワカサギCRT R+
今季発売された3機種の中間モデル。新マイコン制御システム搭載で、電池の持ちが約2倍、巻き上げスピード1.2倍にアップ。人気の名人誘いに加え、設定したタナの1m手前でクラッチオン、モーター逆転の低速で仕掛けをタナまで到達させる「だんだん棚停止」に注目。
メタルパープルとメタルトガンメタの2色。自重100g、販売価格¥2万4970。基本性能充実のエントリーモデル「クリスティア ワカサギCRT R」は¥1万4850。
“だんだん棚停止”の効果は抜群。とくに低活性でシビアな状況下では、魚を散らすことなく食わせることができるオートサミング機能。
アルファタックル:WAKASAGI B.I.D DENDO
シンプル設計で握りやすく、安定性もいい。巻き上げは、左右のボタンを1.5秒以上長押しで自動巻き上げが作動。デジタル水深計やタナ停止、ゼロ設定(舟べり停止)機能はなし。
カラーは5色、自重105g。販売価格¥6600。
握りやすく、台を叩くような誘い方に最適な形。中層を狙う場合、魚探があれば画面を見ながらオモリ位置を合わせることはできるが、やはり入門者向けなら水深計とゼロ停止機能はほしいところ。
<週刊つりニュース関東版 佐藤理/TSURINEWS編>