4社の新型ワカサギ電動リールを実釣で比較 釣具屋店員の感想は?

4社の新型ワカサギ電動リールを実釣で比較 釣具屋店員の感想は?

今年も「2021モデル」のワカサギ電動リールが勢ぞろい。入門者にもオススメの低価格帯モデルから、ハイエンド機種まで、新発売のアイテムで実釣してきたのでレビューする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 佐藤理)

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淡水の釣り ワカサギ釣り

山中湖のドーム船でワカサギ釣り

今回、神奈川県相模原市にある釣具店・フィッシング相模屋の平賀店長、ワカサギ担当・齋藤さんに協力依頼。各社製品を使い、山梨県・山中湖のうおやすボートからドーム船での実釣取材を行った。

釣行は11月2日(火)。6時30分に到着、受け付けのあとドーム船に乗り込む。感染対策として、受付や船内には手指消毒用アルコールのほか、グループごとに仕切ることができるビニール幕を設置。定刻の7時に桟橋を離れ、真沖でアンカーが入れられると、湖底にはワカサギの反応が出ている。

さっそく、持ち込んだ2021モデルの電動リールを、それぞれ1つ1つ使い勝手や感触を試していく。ハリは狐1.5号、エサは紅サシを半分にカット。すると、1投目から齋藤さんにダブル。しかも、型がよく繊細な軟調子竿がキュンキュン曲がって、そばで見ていても楽しそう。

4社の新型ワカサギ電動リールを実釣で比較 釣具屋店員の感想は?3点掛けでキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版 佐藤理)

時どき、中層に厚い反応が入ってくると大チャンス。魚探を見ながらオモリ位置を合わせると4点、5点掛けでヒット。開始から2時間ほど忙しい時間となる。

日が昇って水中が明るくなると、少し食いは落ち着いたものの、空振りはなくぽつぽつと追釣。船下に濃い群れが回ってきたときは多点掛けで数を伸ばす。

続々多点掛けで楽しむ

右舷側の北井さん親子は、娘のボーイフレンド・深田さんに誘われ甲府市から釣行。北井さんの友人で、南アルプス市から参加した河西さんは初めてのワカサギ釣り。お菓子やお昼ご飯を食べながら、遠足気分。

4社の新型ワカサギ電動リールを実釣で比較 釣具屋店員の感想は?多点掛けで楽しむ(提供:週刊つりニュース関東版 佐藤理)

それでも、中盤から自分でエサを付けられるようになると、「ん?これは3尾かも。今度は1尾?」と、掛かってくる数を予想しながら楽しんでいた。後半、男性陣顔負けの3点掛けを揃って披露。13時50分に沖上がりとなった。

今回は求めやすい価格のモデルからハイスペックな機種までを検証。もちろん、仕掛けの落下・巻き上げ速度や、搭載機能にそれぞれ違いはあるが、まずは釣具店で手に取り、好みの1台を選んでほしい。

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