伊藤さとしのプライムフィッシング。テーマは「両グルテンの新ベラ狙い」。なぜ新ベラには両グルが効くのか。必要なテクニックなど、少し深く掘り下げてみよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース伊藤さとし)
旧ベラの活性高く苦戦
ところが当日はいいのか悪いのか旧ベラの活性が高く、なかなか新ベラフィーバーにならない。
バラケを使ったらどうですか?
「そんなことをしたらもっと旧ベラ祭りになっちゃうよ。開くグルテンも、きょうばかりは御法度かもしれないね」
本来なら開き気味のグルテンで、ナジミ込みの早いアタリで乗せたいところだが、それでは旧ベラが入れアタリになってしまう。そこで伊藤は奥の手を出した。『わたグル単品』を下バリに付けて、上バリは今までのエサ。いわゆるセット的な両グルテンというやつだ。
「両バリとも『わたグル』単品でもいいのかもしれないけど、とりあえずは下バリだけ試してみるよ」
要は膨らむがあまり開かないグルテンで、旧ベラの反応を抑える。旧ベラにすき間ができれば、そこに新ベラが入り込むスペースが生まれる。
このような作戦だったが、目立った効果は得られず。終日旧ベラの中から新ベラを拾うペースだった。釣果は計35枚で、そのうち新ベラは8枚(判別不能な魚は含めず)だった。
次回も「両グルテンの新ベラ狙い」です。
<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>