都市部や平野部では連日最高気温が30度越えを記録しているが、山梨県南都留郡富士河口湖町にある西湖ならそんな不快感とは無縁に釣りができる。標高900mの世界はダテではなく、朝は上着がいるほど涼しい。湿度も低いので、まさに湖上は極楽。これで良型の数釣りもできるのだから、多少の移動距離は問題にならないはず。今回は風に強く舟着けロープも豊富なエリア・根場地区に的を絞ってみよう。
西湖根場地区のポイント
西湖レストハウスの利点は、何と言っても舟着けロープの充実度。舟着き場から至近にはユース下や沖ブナイがあり、またサービスの引き舟を利用すればエゴや供養塔方面にも簡単にアクセスできる。
それぞれのロープが異なる向きに張られているので、当日の風予報をにらみながら選択できるのは岸着けが苦手な人にとくにうれしい。
ただしロープにも弱点があり、風が強い日は舟の前後揺れが顕著だ。なるべく振れ止めロープの近くに入るなど工夫するといいだろう。
大まかな傾向として宙釣りメーンならユース下~高松の各ロープが有力で、底釣りがしたいなら光岩~小ジラの北岸一帯の岸着けが面白い。
舟には3点止めするためのロープがすでに備え付けられている。スノコが前後に2つ敷いてあるので、あぐらスタイルで釣る人は後ろのスノコを前に敷いて使用。やや前のめりになるので高さ調整ができる当て木などを持参すると便利。