東京湾での「イシモチ釣り」が開幕しました。早上がりのショート便にて良型20匹を確保。定番ゲスト・アジの他、なんとタチウオも手中に収めた釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
イソメにタチウオの珍事
船宿で話をうかがうと、前日の土曜日は今季最低のトップ11匹とのこと。本命ポイントの本牧沖は全くダメのようでした。かなり不安な船出となったのですが、いざ本牧沖に到着し釣りをはじめると、周りのサオでアタりだしてホッと一息。「今日は期待が持てそう」と思い、頑張って誘いを入れます。するとサオに異変。ミチイトが前方にのびだしました。
「なんだなんだ!?」
慌てて巻くと、とりあえず生体反応が。やがて銀色の長い魚影が見え正体判明!
船長もビックリ!まさかアオイソメでタチウオが釣れるなんて思いもしませんでした。因みにこの日のタチウオ専門船はトップ3匹とのこと。台風通過後の海の中で一体何が起こっているのでしょう?
誘い入れると本命顔見せ
その後は、アタリは少ないもののしっかり誘いを入れてやればそれに答えが返ってくる、といった感じ。スピニングタックルでやられている常連さんは、ちょい投げでダブルも複数回達成している様子でした。水深が20mと浅い本牧沖では特に有効な釣り方だと改めて実感です。
アカタンでアジも手中
翌日仕事の日曜日釣行。良型含む15匹に加え、タチウオまで確保していることから、アタリが遠のいてきた後半戦はのんびりと置きザオ中心にシフト。そして「アジも欲しいな」とばかりに欲張りな3本バリ仕掛けに変更し、一番上のハリには持ち込んだアカタンを付けてみる。タックルも自由ならば、釣り方も自由です。
濁り気味の潮であったので、あまり期待はしていなかったのですが、終了間際に思惑通りアジ1匹確保。本命の数こそトップ(32匹)からはだいぶ離されてしまいましたが、お土産は十分。満足の釣行となりました。
最終結果
後半戦はのんびりしすぎてしまい、数こそ伸び悩んでしまいましたが、それでも最大29cm、平均25cm前後のイシモチ20匹とアジ1匹、タチウオ1匹。繰り返しになりますが、まさかアオイソメでタチウオが釣れるとは。改めて「釣りって面白いな」って思いました。
そして道具を片付け、帰りのクルージングでは工場群を眺めながら遅めのお昼ご飯。電車釣行ならイッパイいけたのですが……今日は我慢。次回以降、そんなさらなるのんびり釣行も要検討です(笑)
イシモチ船は親子に最適!
この日のゲストはアジとタチウオ。ミヨシではアナゴ、船の反対側ではアカエイが上がっていました。過去の経験、もしくは目撃した魚種にさかのぼると、この他、定番のシロギスやサバに加え、マダイ、クロダイ、スズキ、マダコ、ホウボウ、カレイ、ホシザメ、アカメフグ。「フグは捌けないから捨てちゃって」と、アカメフグに関しては残念なゲストではありましたが、この釣りはとても五目釣り要素が強い点も特徴です。
お手軽な胴つき仕掛け使用、ショート船や半日船が主流という点に加え、色々な魚が釣れる点は子供連れにぴったりの釣り物だと思います。