9月4日と5日、近所の汽水湖である中海(鳥取県境港市)にシーバスを狙って釣行。トップゲームで35cmと60cmをキャッチしたので、その模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)
中海でシーバスゲーム
食欲の秋が到来。魚にとっても秋はエサとなる小魚(ベイト)が豊富で、産卵に向けて体力を付けたいシーバスが荒食いするシーズン。サーフ、防波堤、河口などの場所で、表層から低層までと、一年間で一番シーバスが釣りやすい。
9月4日、中潮。近所の汽水湖である中海(鳥取県境港市)に釣行。夕マヅメに、幅20m・水深2mほどの水路に出かけてみた。
シーバスタックル解説
今回のシーバスタックルのロッドは、シーバス用とバス用の2種類を用意した。軽いルアーを使用するときや幅の狭い川や水路で釣りをする場合は、短いバスロッドの方が扱いやすい。
ポッパーで挑戦
ルアーはミノーやバイブレーションも実績が高いが、私の一番好きなポッパーをチョイス。さまざまなルアーで反応してくれる秋ならではの〝好きなルアーで釣る〟遊び方だ。
ポッパーは口部分がお椀型にへこみ、水に浮くように設計されたトップウオータールアーだ。へこんだ口の部分で水を弾いて、シャワーのように前方に弾き飛ばすことができる。
また、空気を含ませて「ポコッ」という音を出せるのだが、これは魚が水面付近でベイトをのみ込む音に似ている。つまりターゲットの魚に、水面付近に小魚がいて、それをほかの魚が食べていると思わせるアクションをするのだ。
次に、ポッパーを使うのに適した場所を解説する。水深5m未満の河口や水路、砂浜がおすすめだ。近場でこのような場所を探してみよう。
ホッパーに35cm級ヒット
小さな水門から水が流れ込んでいる。水の流れがある所、障害物、地形が変化している所はベイトが集まりやすく、シーバスのポイントになる。
8inのポッパーをキャストし「パシャパシャ」、「ポコッポコッ」と音を立てながら、なるべくゆっくりリールを巻く。
すると「バフッ!」とルアーが消えた。35cmほどの本命だ。水面でダイレクトに魚のアタックが見られる。ポッパーならではの瞬間だ。
捨て石ポイントで60cm
翌日も釣行し、水深3mほどの捨て石が沈められている場所で、日中に水面が爆発。ロッドが勢いよく曲がり、60cmほどの良型が上がった。
ポッパーの最大の武器は音。「音のまきエサ」で魚を寄せることができる。ほかのルアーでは苦戦する日中でも、いい釣果が狙える。
なかなか遠出ができない昨今。そんなときだから、自分の好きなルアーを持って近場の河口や砂浜に目を向けてみよう。意外な大物に出会えるかもしれない。
環境意識で未来へつなごう
最後に、釣り場は来た時よりも美しく。ビニール1袋分だけでいいのでゴミを集めて持ち帰り、みんなで釣り場を美しくしよう。
<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>
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