釣って楽しい食べておいしい。そんなハタ科の魚を釣り上げると高確率で寄生しているイカリムシ。食べても人体に影響はないが、ちょっと気持ち悪い!そんなイカリムシの生態を観察!
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮部愛実)
イカリ虫との遭遇
ロックフィッシュゲームで衝撃の魚に遭遇しました。ガツンというアタリから根に潜られないように強引にやり取りし、上がってきたのは不思議なものが沢山付いているオオモンハタでした。
その後ヒットしたアカハタにも付いていました。釣り上げた喜びも一瞬で、魚体を見て正直気持ち悪いという感情がムクムクと……。
イカリムシの形状
調べてみると、イカリムシというハタ類に多く寄生している寄生虫ということが判明。よく見ると魚の表面に付着しているのではなく、魚体の中に突き刺さっていました。表面は黒く細長い棒のようで、釣れてすぐに引き抜いてみるとクネクネとした身の毛もよだつ見た目の先端部分が飛び出してきました。なかなかグロテスクで全身鳥肌が立ったのを覚えています。イカリ状の先端をしていて、これが名前の由来でもあるようです。
イカリ虫の取り方
魚の表面に付いたイカリ虫は取ることは可能ですが、千切れて先端部分が魚体の中に残ったり、取れても内出血のようになってしまいます。綺麗に引き抜くコツは釣れてすぐにプライヤーなどで真っ直ぐ引き抜くと取れやすいように感じました。