カカリ釣りで40cm頭にクロダイ22匹快釣 数釣り達成は濁りのおかげ?

カカリ釣りで40cm頭にクロダイ22匹快釣 数釣り達成は濁りのおかげ?

三重県鳥羽市答志島桃取の光和丸に釣行。活性は高くなかったが、波立っていたことで濁りがあり、クロダイ28~40cm22匹の釣果を得たカカリ釣りの模様をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山口昇)

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光和丸でクロダイ狙い

8月29日は三重県鳥羽市答志島桃取の光和丸に釣行した。午前5時半に出船、浮島、牛島を経由して井尻前のカセに渡った。

刈谷湾の中ほどにイカダとカセがあり、水深はおよそ10m。答志島のなかでは比較的流れが緩い釣り場だ。この日は北西風が強くて釣りづらそうな状況だが、8月に入ってどの釣り場も釣果は上向いており、期待して準備に取り掛かった。

カカリ釣りで40cm頭にクロダイ22匹快釣 数釣り達成は濁りのおかげ?タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・山口昇)

当日のタックルは、サオはアルティメイトスペック1.55BH(改1.5m)に下向きリール。ラインは1.5号通し、チヌバリ3号を結び、午前6時半、ポイント作りを優先してダンゴ釣りで始めた。

開始早々本命キャッチ

水深分ラインにマーキングしてオキアミで様子を見る。ダンゴが割れて軽くなじませると、わずかながら湾外に流れている。まず釣れてきたのは良型のキス。3投目あたりで、わずかに押さえ込んでいるような、波のような?穂先で聞くと食っている。軽くアワせてラインを巻き取ると良型の手応えが伝わり、無理せず取り込んだのはクロダイ36cmだった。

数投繰り返すが反応はなく、中層からコーンを落とし込むと着底と同時にスーッと引き込むアタリ。これも十分な手応えがあり、先ほどと同サイズを取り込んだ。

カカリ釣りで40cm頭にクロダイ22匹快釣 数釣り達成は濁りのおかげ?刈谷湾の中ほどにある井尻前のカセ(提供:週刊つりニュース中部版APC・山口昇)

しばらくしてひと回り小さいサイズを追加。この後は遠巻きになったのかアタってこない。打ち返しを続けるが、そう活性が上がるわけでもなく、エサ取りも少ないようだ。しばらくすると底付近には良型のアジが寄りだしたが、ボラの気配はない。

テンポよく打ち返し40cm頭に追加

そんななか、一定のテンポで打ち返しを続けていると、ポツリポツリとアタリを捉えられるようになってきた。サイズは35cm前後が多く十分手応えがある。2、3匹釣るとしばらく食い渋るといったパターンを繰り返し、午前10時前には連続する場面も見られ、当日最長の40cmを取り込んだ。このサイズにしてはよく走り回ってロープのようなものに引っ掛かったが、ラインを緩めるとうまく外れた。

若干強風が収まり、パラソルをセットして休憩に入る。正午前、ダンゴを作って再開すると、わずかながらボラアタリがあり、ポツリポツリと本命のクロダイがアタりだした。サイズは30cm前後でひと回り小さい。

だがこれも長く続かず、食い渋ったところでポイント周囲を探るが空振り。止める、流すなど、魚の活性や潮の流れを見ながら釣り方に変化を持たせて探るが、後半は厳しい状況が続いた。

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