湖という閉ざされたフィールドで行う「レイクジギング」。今回は釣りをする前に考えてもらいたい資源の保護について紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
湖での資源保護
湖のように閉ざされた空間での釣りでは、多くのアングラーが釣り資源の保護に目を向けなければ、たちまち枯渇してしまうことも考えられます。
特に大型のトラウトの絶対数は多くはなく、残していかなければならない存在で、持続可能な釣りでなければ、行うべきではないと思います。
大型トラウトが狙えるレイクジギングですが、だからこそ、アングラーが考えていかなければならないことがあると思います。
レイクジギングを持続可能な釣りへ
大型トラウトはトラウトアングラーなら、誰もが釣り上げることを夢見るターゲットでしょう。独特の存在感があり、面構えも佇まいも他の魚にはないものを持っていますし、その場の空気さえも凛としたものにかえる尊さがあります。キャッチ&イートも大切な文化だと思いますが、美しいものを次代に残すのもまた、大切なことだと思います。
特に大型魚の遺伝子は貴重なものですので、できるならば、その子孫に遺して引き継いで欲しいと私は思います。残せば世代交代し、私たちの次の世代にも、こんな素晴らしい体験が待っているはずです。魚を残すことは、特別な思い出や体験を次代に残すことに繋がります。レイクジギングを持続可能な釣り方として後世に残していきたいです。
釣り人に出来ること
海も山も河も、そして魚も全て、みんなの財産であり、慈しみ守っていかなければならない尊いものです。自然の中の一部で遊ばせてもらっているのですから、最大限の敬意を払って行動しましょう。釣り場には足跡以外残さないのはもちろん、とっていいのは写真だけ、とまでは言いませんが、厳しい自然の中で世代交代してきた大型魚には、優しく接してもらいたいです。
バーブレスフック
私は、アシストフックは全てバーブを潰して使っています。リリースを前提に遊ばせてもらうなら、ぜひバーブレスをお勧めします。なぜなら、キャッチした魚が弱るのは、フックを外すのに手間取って水から出す時間が長くなるのが1番の要因だからです。キャッチして、サッとハリを外し、パッと写真を撮るだけなら、魚たちの色も冷めないうちにリリースが可能です。
置く場所も工夫
熱い船のデッキ上に魚を横たえなくてもいいように、厚手のスポンジマットや水を汲んで置けるコンテナボックスも良いかもしれません。殺さなければ、必ず世代交代して長く楽しめるはずですので、アングラー諸氏の優しさに期待します。