陸っぱりアオリイカエギング超入門:関西圏の年間シーズンを理解しよう

陸っぱりアオリイカエギング超入門:関西圏の年間シーズンを理解しよう

そろそろ秋イカシーズン開幕。コロナの影響でこの秋エギングデビューを考えている方も多いのでは?そこでここでは、関西圏のアオリイカシーズンについて簡単に紹介したい。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・長谷川)

TSURINEWS編集部

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アオリイカとは

多くの方が「イカ」と聞いてまず思い浮かぶのは、スルメイカやケンサキイカといった頭が尖って胴の長いイカではないだろうか?おそらく、胴は細長いがエンペラを合わせると円形に近いアオリイカを思い浮かべるのは、釣り人くらいだと思う。

普通に生活していれば存在すら知らないようなイカが、なぜそんなに釣り人に人気なのか?それはおそらく「エギ」というルアーを使った釣り、エギングのゲーム性の高さにあると思われる。

エサを使わないこの釣りは、サオとリールにエギさえあれば楽しめ、関西圏なら大阪湾奥の一部を除いてほぼどこでも釣れる手軽さがある。さらに、ルアーをアクションさせてイカを魅了し、イカに抱きつかせた爽快感は数あるルアーフィッシングの中でも一二を争うのではないかと思う。

また、陸っぱりから狙えるイカとしては最大サイズで、強力なジェット噴射はイカとは思われない引きを見せる。さらに、釣った後には最高の食味でアングラーの舌と胃袋を満足させてくれるのだ。

ほかにも、群れが大きく回遊するスルメイカやケンサキイカは釣期が一過性のものだが、限られたエリアに根付く性質のアオリイカは、一年を通して長い期間狙うことができる。こういう点も人気を博した原因なのではないかと分析できる。

陸っぱりアオリイカエギング超入門:関西圏の年間シーズンを理解しよう秋の新子アオリイカ(撮影:TSURINEWS編集部・長谷川)

アオリイカの一生

シーズンを紹介する前に、まずは簡単にアオリイカの一生を紹介する。アオリイカは年魚で、生まれてから大体一年で産卵してその生涯を終える。おおよそ同じようなサイクルを取るため、全国どこでも秋は新子、春は親イカのシーズンになる。

一年の流れは、初夏に卵からかえり、漁港や湾内の浅場で大きくなる。盛夏のころにはマッチ箱から200g程度まで成長し、秋になるころには300gほどになってエギングでも狙えるようになる。秋が深まればサイズも増し、500gくらいになるころには水温が低くなって深場に落ちていく。冬の間は南紀の一部を除いて陸っぱりのアオリイカはお休み。

次に釣れだすのは4月ごろからだ。冬の間水温の安定する沖の深場で過ごしたアオリイカは1kg超にまで成長し、産卵のために浅場の海藻帯へ戻ってくる。そして、産卵を終えたイカは一生を終えることになる。

これは関西に限ったことではないが、以上のことからアオリイカには大きく二つのシーズンがある。一つが秋の新子シーズンで、もう一つが春の親イカシーズンだ。それぞれのシーズンを詳しく見ていこう。

秋の新子シーズン

秋の新子シーズンの特徴は、なんといっても数が釣れるところだろう。卵からかえってからある程度自然淘汰されてはいるが、釣り人に抜かれている数は圧倒的に少ない。そして、エギの怖さを知らない未熟な個体ばかりというのもあって、場合によってはかなりイージーに釣ることができる。つまり、これからエギングを始めてみようという入門者にとっては最高のシーズンだともいえる。

また、沖の深場を狙う春イカとは違い、足元から水深のある波止ならエギに寄ってきたイカをサイトで(見ながら)釣ることも可能。自分のシャクリでどうエギが動き、その動きに対してイカがどんな反応をするのかを、目で確かめながら釣ることができる。これは基本ブラインドの釣りとなる春イカ釣りのイメージを養う上でもまたとないチャンスとなるはずだ。

そんな秋の新子シーズン開幕は、年によっても違うが関西では大体8月の半ばごろ。南紀や日本海側を中心に新子の釣果が聞かれだす。ただし、このタイミングで釣れるのは本当に小さな赤ちゃんアオリイカ。300gくらいの食べてもおいしいサイズが釣れだすのは、9月の後半くらいだろう。

そして、先にも書いたが、秋の新子シーズンは冬の訪れとともに終了する。黒潮の影響を受ける南紀ではかなりロングランで楽しめるが、他のエリアでは年内いっぱいが陸っぱりからの釣期と考えよう。

次のページでは春の親イカシーズンを解説

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