そろそろ秋イカシーズン開幕。コロナの影響でこの秋エギングデビューを考えている方も多いのでは?そこでここでは、関西圏のアオリイカシーズンについて簡単に紹介したい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・長谷川)
春の親イカシーズン
さてさて、冬のお休みを挟んで楽しめるのが、春の親イカ釣りである。こちらは産卵のために沖の深場から接岸してきた親イカを狙う釣り。1kg超が当たり前で2kg、3kgという超大型が強烈なジェット噴射を見せてくれる、エギンガー待望のシーズンだ。
当然個体数は少ないうえ、エギを見飽きたすれっからしが相手となる。また、沖へキャストしてブラインドで釣ることになるので、一筋縄ではいかないことも多い。とはいえ、そんなアオリイカが相手だからこそ、熱くなれるのも事実だ。
ちょっと話がそれるが、親イカ狙いにおいて、というかブラインドでエギングをする際の鉄の掟をご教授しよう。それは、「疑わしきはアワせろ!」というもの。手元に違和感があったり、ラインが変な動きをしたり、ちょっとでもおかしいと思ったらとりあえずアワせるのだ。たとえ気のせいで乗らなかっても、それも誘いになるので、積極的にアワせていくのが釣果への近道だ。
関西の春イカシーズン開幕は、やはり南紀から。場所によっては通年釣れるので一概には言えないが、南から徐々に北上し、5月くらいに中紀エリア、6月くらいには日本海を含め全域で盛期を迎え、7月いっぱいくらいが釣期となる。
親イカは一度冷凍
以上、アオリイカエギングにおける釣期を解説してきたが、最後にアオリイカの食べ方についてちょっとだけ補足しておく。
秋の新子は身が薄いので、釣りたてをさばいても冷凍しても非常に美味である。が、春の親イカは、釣りたてをすぐにさばいてしまうと身が厚くなかなかに硬い。自己記録更新のビッグサイズを釣った際は、ぜひ一度冷凍してから解凍して刺し身にすることをお勧めしたい。そのまま食べるとゴムのような身が、ムチムチと軟らかあまーい身に変身する。
<中西/TSURINEWS編集部>