久しぶりに三重県津市に位置する阿漕浦海岸へ釣行。活発にエサを追う最盛期に突入し、多点掛け連発!19.5cmを頭に100匹の大釣りとなった釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)
阿漕浦海岸で投げキス釣り
7月24日、久しぶりに三重県津市に位置する阿漕浦海岸へ釣行してみた。梅雨が明けたとはいえ、湿度が高く蒸し暑い日が続いている。しかしながら、サーフからの釣り師にとっては今が一番楽しい時期。キスの活性はピークに達して釣果が上がる時期だ。
キスの産卵が始まり、産卵を終えたキスは体力を回復するために頻繁に捕食を繰り返す。かなり接岸してエサを捕食するため、ビギナーをはじめ、ベテランまで釣果が期待できるときだ。
前回6月5日に釣行したときは175匹と驚異的な釣果となった。その後は天候の悪い日が続いて釣果にバラツキが出ていると情報を得ていたが、最近になって天気が少し安定してきたので、いい釣果が得られるのではと思い釣行してみた。
8本バリ仕掛けでスタート
当日の潮は大潮、満潮は午前5時22分、干潮が午後0時17分。ほぼ下げ潮の釣行となる。大潮なので、引き潮に入ってからいつまで近くにいてくれるか気になるところだ。
現地には午前4時半すぎに到着。護岸に上がって砂浜を見渡すと、既に多くの釣り人が楽しんでいるようだ。キス釣り師のほか、マゴチ狙いなのかルアーマンも多い。
釣り座は護岸工事現場の矢板より松林寄りを考えていたが、入るスペースはありそうだ。ただし、前回の大雨の影響で砂浜には川から流れてきたと思われるゴミがたくさん打ち上げられていた。
砂浜に出て松林方面へ歩き、10分足らずで目的の釣り座に到着。予定通り、松林寄りの矢板の前に入ることができた。早速、支度に取り掛かる。周辺はかなり多くのゴミが打ち上げられているが、波打ち際や海の中は極端に大きなゴミはなさそうだ。早朝はキスの数を期待して8本バリ仕掛けとした。
幸先よく本命キス連掛け
エサを付けて第1投は5色(1色は25m)へ投入する。風は弱く海はべたナギに近い。アタリを気にしながら探りを繰り返すと、4色を切った辺りでサオ先を持っていくような強いアタリが出た。そのまま追い食いを狙って探ると、3色に入る所で再び強いアタリ。だが、仕掛けの回収に入ったところでイトが切れて軽くなった。高切れしたようだ。
仕掛けを作り直し、再度5色へ投入。できれば先ほどの仕掛けも回収できればと思いながら探りを繰り返すと、4色半ほどでサオ先にいいアタリが出た。そのまま追い食いを狙って探ると、すぐにアタリが続く。濁りもないようなので期待できそう。2色残して仕掛けを回収すると、少し型のいいキスが5匹掛かってきた。なかなか幸先は良さそうだ。
次も5色半ほどに投入。4色半ほどの距離でキスのアタリが出た。キスは比較的近い所にいるような気がする。探りを繰り返すとアタリは続く。春先とは異なり、この時期のキスのアタリは強いので楽しい。2色ほど残して仕掛けを回収するとキス4連だった。
アタリ頻発でキス9連も
キスのアタリは、早朝の薄明るい時間帯より少し時間がたったころからよく出た。エサがよく見えるようになったためか頻繁にアタリが出る。潮が止まるとさすがにアタリは少なくなり、型も小さいのが多くなった。
潮が動きだすまではのんびり釣っていたが、時々は型のいいキスが出るようだ。やがて潮が動きだすとアタリは徐々に多くなってきた。
今日の御殿場のキスは比較的型が良かった。育ちがいいのか、連掛けするとサオにずっしりとくる感じがする。潮が動き始めてもポイントは遠くならず、4色半から手前で多くアタった。
午前9時ごろからは頻繁にアタリがあり、9連、9連、8連と続いた。さすがに3投で26匹上げると笑いが出てしまう。