気温や水温が上がれば上がるだけ状況が良くなるのが、クロダイ&キビレ(以降ひとまとめにクロダイと表記)のトップウォーターフィッシングだ。今回はこの釣りの基本を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 大宮好騎)
ハリ先の管理がキモ
なおクロダイは貝や甲殻類などを常食しているターゲットのため、口周りが非常に硬くフッキングが難しい。
上記3タイプやその他タイプにも言えることだが、水面での迫力のバイトシーンが体感でき、非常にエキサイティングなゲームである反面、バイト=フッキングにつながることは3~4割だ。替えフックやフックポイントが鋭く強いものに交換しておくことなど、事前準備が釣果の近道である。
熱中症対策万全で釣行を
夜のボトムゲームで狙うクロダイよりは、やや敷居が高いと思われがちなトップウォーターの釣り。確かにアプローチやタイミングの面でテクニカルかもしれないが、それ以上に水面がさく裂する興奮を楽しめるので、「ルアーゲームらしさ」を今年の夏は楽しんでみてはいかがだろうか。
私の勤めるカリプソでは、毎年クロダイのトップウォーターフォトダービーをはじめ、このゲームをパワープッシュしている。フィールドの状況などは気軽に店頭で相談してほしい。
加えて炎天下のなかでも成立するこのゲームは、個人的に最も夏らしい釣りだと思っている。ついつい薄着や軽装で楽しんでしまいがちであるが、ライフジャケットなどの安全対策はもちろんのこと、帽子や偏光グラスなどだけでなく肌の露出を少なくしたい。また水分も大量に用意しておき、熱中症対策を万全にして楽しんでほしい。
<週刊つりニュース中部版 大宮好騎/TSURINEWS編>