東京オリンピック2020開幕による4連休を利用して、7月23日(金)沼津我入道へ妻とボート釣りに行ってきた。マダイを筆頭に多彩な魚種が釣れたのでレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
57mの深場でも好調
ボートをゆっくり走らせながら魚群探知機で海底の変化などを見ているだけで凄く楽しい。まるで海底散歩のようだ。しばらくどこで釣るか悩んだ末に、深場へ移動することに決めた。
水深57mで釣りを再開。またしても妻に1投目からヒット。上がってきたのはイトヨリダイ。続けて筆者にもイトヨリが釣れる。しかもお互い一荷釣り。さらにイトヨリを追釣して入れ食いモードに突入。イトヨリもおいしいので大歓迎の魚だ。
そして、9時ごろには今までと明らかに違う引き込みがきた。「バラシたら私がダイブしてでも取りに行く」と、大学時代水泳部だった妻がタモを構えながら言っている。なんとも心強い言葉だ。しかしバラすことなく上がってきたのは良型のマルアジ。
大物の手応えも痛恨のバラシ
その後もアタリは止まらず。水深は46mに変化。タナでコマセを振った直後に強烈なアタリがきた。凄い引き込みだ。竿先が海面に突き刺さり大物と確信したので妻にタモの準備を要請する。何度か強烈な突っ込みをかわしながら残り10mまで巻き上げる。しかし、あと少しと思った瞬間フワッと軽くなりまさかのバラシ。
良型のマダイゲット
その直後に今度は妻にヒット。「うわっ!すご!ひぃ……」と繰り返し言いながら必死でやり取りしている。今度は筆者がタモを構えながら「魚が船下に潜りこまない様に気を付けて」とアドバイスを送る。二人で「ピンク(真鯛)でありますように!」と言いながら浮いてくるのを待つ。何が浮いてくるか分からないこの間がボート釣りの魅力の一つでもある。
水面を覗き込むと遂に魚体が現れた。「ピンク!ピンクだ!」と私が言うと妻は「ヒャー、キャー、すごーい」と雄叫びを上げて大興奮。無事にタモで取り込むとさらに妻は「ウヒャヒャヒャヒャヒャ」と笑いが止まらなかった。筆者もポイント選びが的中したことと、何より釣りたてのマダイの刺し身で冷酒が飲めると思うと最高の気分だった。
二人で綺麗な魚体にしばらくの間うっとりしてしまった。
再び大物の手応え
そのおよそ1時間後再び筆者にヒット。先ほどバラした魚よりもさらに強い引き込みで小型の両軸リールでは巻けない。妻も心配そうにタモを構えている。
「参ったな……」と思いながらも、軟らかいロッドの性能を活かして魚の強烈な突っ込みをサオでためてリールのドラグで何とかイトを切られないように耐えながら魚の抵抗が弱まった時に慎重に少しずつ巻き上げてくる。がしかしあと少しと思った残り8mまできたところで急に軽くなった……。またしても大物をバラしてしまった。その格闘およそ5分。自分の釣り人生の中で一番の手応えだったので残念極まりない。
二度のバラシに「もしや!?」と思いハリ先を爪に当ててみると、やはり滑る。ハリ先が甘くなっていたのがバラシの原因と確信。遅くとも一度目のバラシの後に確認しておくべきだったと反省。
その後は妻がマルアジとイトヨリを追釣して10時45分に沖上がりにした。