本州側の山口と九州の福岡の間を流れる関門海峡。良型マダイの有数の漁場として人気の関門エリアで、悪天候の中テンヤでマダイを狙ってきた様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
RYUSEIでテンヤマダイ
7月17日(土)、天候は曇り時々雨。南東からの風が12mほどの爆風だった。最干潮は8時ごろ。
今回お世話になったのは北九州市から出船する「関門RYUSEI」さん。前回に引き続き今回もお世話になった。
風は非常に強いが、関門エリアは南北からの風に強く、こんな日でも出船できる。貴重な土曜日が潰れないのはありがたい。
関門エリアは潮の流れが速いが、テンヤで狙うのは深くて30mほどまで。テンヤは5~12号を揃えればいいだろう。船釣りは道具の多いイメージがあるが、仕掛けはテンヤのみで非常に簡単なのも人気の理由だろう。
朝一から風に翻弄される
5時30半に支度を済ませ出船。福岡県の北部に伸びる門司エリアが南東からの風を多少いなしてくれるとはいえ、吹き付ける風は非常に強く風でサオがあおられてしまう。筆者はなるべくキャストして広範囲を探るのが好きなのだが、風が強すぎて何をやってるかもわからない……。
上手くハマらず悶々としていると、斜め後ろでやっていた同行者に連続ヒット。良型クロダイに、32cmのマダイを手にしていた。他の同船者にもヒットしている。
船の直下で誘い本命55cm
誘いを見ていると、投げずに船の真下に落としてなるべくゆっくりと誘っているので、私も投げずに、船の真下へテンヤを滑り込ませる。
着底を取り誘いはふわふわと漂わせるように誘い上げ、ほんの少しサオ先にテンションを残しながらスローに落とし込んでいく。すると、ほぼ着底間際に押さえ込むような重さだけを感じ、反射的にアワセを入れる。ドラグが滑り瞬時にラインが飛び出していく。やりとりはドラグを出しながら、無理をせずゆっくり上げていく。55cmの良型だ。