釣具を車内に放置している方、多いのではないだろうか?道具の傷みという点から、車内放置はどうなのだろう。特に夏場、車内の温度は最大で60℃にも達するという。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ワーム類は溶けることも
ワーム類に関しては運みたいなところがある。筆者の経験上、うっかりサブタックルを放置していてワームケースの中のワームが、なんというかトロッとなったことはあるが、完全に溶けてしまったことはない。しかし実際に溶けたことがあるというアングラーの声を聞いたこともある。
危険なのはエラストマー系のワームと塩ビ系のワームをケースの中で混ぜてしまうことで、これは温度とか関係なく素材同士が喧嘩して溶ける。これにはワームの取り扱いのキホンとして、注意が必要だ。エラストマー系は、購入した袋のまま保管するようにしよう。
ライジャケも放置NG
筆者は秋・冬とサブタックルを常に車内に積んでいる。これは常に釣りにいけるようにという意味もあれば、釣行当日、たまたま予定があった友人と一緒に釣りをするときの貸道具としての意味もある。防犯面から考えると絶対によくないことだが、しかしまあこのあたりは個人の考え方というところだろうか。
しかし夏場だけは別で、やはり道具の傷みという問題から、あらゆる釣具の車内放置はよくない。「本当か?」というような噂程度の話だが、自動膨張式のライフジャケットは、高温多湿な車内で急にエアコンをつけると誤動作して膨らんでしまうこともあるという。
ともあれ厄介なことを避けたいならば、面倒ではあるが毎回家に持ち帰って保管するという労を惜しんではいけないだろう。
<井上海生/TSURINEWSライター>