人気沸騰のイカメタル。ゲームの発展とともに、タックルもスッテも大きな進化を遂げたが、使用するリグもしかり。今回、金属ラインを素材に使用した革新的なイカメタル用リグを福井県敦賀沖での実釣とともに紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・五井貴矢)
マイカ最盛期の敦賀沖
6月24日、マイカ(ケンサキイカ)の最盛期を迎えたばかりの若狭湾敦賀沖を訪れた。今回、実釣を行ったのは、形状記憶合金製の釣り用テンビン、穂先などを製造している吉見製作所スタッフの石川さんと、その協力者の方々3人。乗船したのは福井県敦賀市色ケ浜から出船している泰丸Ⅲアクションズだ。
直近の釣況は上向き
午後4時に泰丸乗船場に集合。桟橋で古川泰吾船長と打合せし、直近の状況を確認した。時合いに入ってからは、かなりハイペースで釣果が延びるとのことで、ここ数日もサオ頭はマイカを80匹前後手にする日が続いているとのこと。メンバーは期待を胸に船に乗り込んだ。
小型中心にマイカ連発
20分ほどの航程で敦賀湾口沖のポイントに到着。金属ラインのリグをセットし、投入を開始した。やがて日が没するころ、メンバーのひとり、名古屋市南区の釣り具店マルハンの井上さんにヒット。キャッチしたのは本命のマイカ、まばらに釣れる夕マヅメの1匹を逃すことなく捕らえた。
その後、しばらく沈黙が続いたが、集魚灯の点灯から1時間以上経過したころから釣果上昇、午後9時ごろには猛烈なラッシュに突入した。
石川さんは、この流れに乗ってマイカを連発。さらに、同じくメンバーで名古屋市緑区のプロショップHOOK UPの佐野さん、イカ釣り名人の清水さんも着々と釣果を追加していった。
釣れるマイカは若い個体が多く、少し前まで釣れていた大型と入れ替わるように、新しい群れが到着したようだ。マイカたちは誘いによく反応し、頻繁にスッテにちょっかいを出してくる。
しかし、大型と違いアタリは繊細。ゆえに、小さなアタリをフッキングに持ち込めるかが勝負どころとなった。メンバーは、この小さなアタリを的確に伝え釣果を得ていった。