南房総の乙浜港を拠点とするしまや丸さんを利用し、チカメキントキを狙って釣行した。イカタン、サバタンを持参せず前半は苦戦したが、本命19匹の釣果を得たのでリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)
ラストにもフィーバータイム
確かに言われた通り、朝の一時間が過ぎるとパタッと魚信もなくなる。港前では10匹を上げ、千倉沖へ20分程の場所移動となった。
左舷トモではマハタや単発でポツポツは釣れるが、こちらはさっぱり。しかし、朝食タイムからのおやつタイムも過ぎたラスト1時間、再びのフィーバータイムが突然始まった。
なにしろ手返しが重要。絡んだ仕掛けははさみで切り、新品へ交換してなるべく早く魚がいるタナへハリを落とすことが最重要である。
終わってみればトップ20匹、筆者は次点の19匹での沖上りとなった。今回はエサを持参しなかったことが悔やまれる。
速潮時仕掛けの考え方
潮が緩ければまだいいが、当日は上潮が速く魚もダブル、トリプルとなると、どうしても仕掛けは流れてしまう。同船者にはPEライン8号にヨリトリリングまで付けての釣行の方も見受けられた。ホームページの船宿推薦の仕掛けはぜひとも参考にしていただきたいと思う。
チカメキントキのおいしい食べ方
身の締りもよくほどよい脂の乗りから高級魚と称されるキントキ、食べ方もいろいろできる。
ただし、ヒレやウロコが硬く、下処理する時には注意して下処理を行うこと。
定番は刺し身、昆布ジメ、干物だが、アラで出汁を取り、昆布ジメ切り身を乗せて塩を一つまみ、そしてねぎをかけた出汁茶漬けは至福の時間が味わえるのでお勧めだ。
<前島宣秀/TSURINEWSライター>