釣り人的大衆魚「カサゴ」が市場では高級魚のワケ 1kg4000円の時も?

釣り人的大衆魚「カサゴ」が市場では高級魚のワケ 1kg4000円の時も?

カサゴは釣り人にとって馴染み深い魚だ。どういうエサでもルアーでも釣れる。そして通年釣れる。そんな釣り人目線での大衆魚が、なぜ市場では「高級魚」とされるのだろうか?

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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釣り人的大衆魚カサゴ

これまで釣った海の魚の数、何が一番多いだろう? 自分に問いかけてみると、たぶんカサゴじゃないかなという気がする。私はアジやメバルが主なターゲットの釣り人だが、そのオマケみたいによく釣れるカサゴが、地味に数を稼いでいる。

カサゴは個体数も多く、通年、接岸しきった状態から離れない。そしてエサにもルアーにもよく反応する。日中でも穴釣りなどで釣れる。もっとも身近な海の魚と言えるだろう。

釣り人的大衆魚「カサゴ」が市場では高級魚のワケ 1kg4000円の時も?よく釣れるカサゴくん(提供:TSURINEWSライター井上海生)

そんな大衆魚カサゴが市場では高級魚とされるのは有名な話。ただ高級魚という定義は、何も食味だけを言ってそういうわけではないのだろう。もちろんカサゴは食味がいいが、実はカサゴは、そもそも市場に出回りにくいという意味で、高価なお魚なのである。

底引き網に入りにくい

カサゴはあまり漁網に入らないといわれる。網をかける漁船は、近海ならばなんといってもアジ、沖合ならば季節ごとの青物などを主に狙う。底物は、冬のカレイなどを除いて、実はそんなに獲れないらしい。根魚は特に地形変化に着くような魚なので、底引き網を落としにくいという関係にもある。

カサゴは漁港周りにたくさんいるが、沖に出ると広い海に点在していて、あまり数が入らない。市場に出る数そのものが少ない、ゆえに高級魚とされる一面がある。また、これは私の想像でもあるのだが、カサゴは頭が大きく、体長のわりにとれる身が少ない。それもお値段に影響しているのではないかと思われる。

1kg4000円の高級魚に

カサゴは旬を迎える冬から春には、過去最高で1kg4000円程度の卸売価格になったこともあるらしい。1kgというと、30cm級が3匹くらいだろうか。釣り人なら、25cm級5匹くらいは普通に釣れることがよくあるので、ちょっと「エッ?!」と思うようなお値段である。

ちなみにこの記事を書いている現在、チェックしてみると、2021年4月の豊洲市場でのカサゴの卸売価格は1kg955円。まあ、それでもなかなかのお値段ではないか。

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