三重県津市の阿漕浦海岸へキスを狙って釣行してきた。昨年はキスの数が多く、束釣りを何回も味わうことができ楽しかったが、今年も同様の兆候が出てきている。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)
サーフのキスの釣果状況
今年の梅雨入りは早かったものの、気温は徐々に上昇し、日差しもだいぶ強くなってきた。気温の上昇とともに、サーフのキスの釣果も各地で伸びてきているようだ。
私の住む三重県では、キスの釣れだすのが早かったため、まだアマモなどの海藻が多く残っているサーフもある。多少釣りにくいようだが、それでも釣果は上向きのようだ。
阿漕浦海岸でキス狙い
今回は三重県津市に位置する阿漕浦海岸へ5月29日、束釣りを期待して釣行してみた。当日の潮は中潮で満潮は午前7時5分、干潮は午後2時1分。今回は友達と一緒に釣ることにしているので、少し楽しみだ。
4色前後からスタート
ポイントには5時少し前に到着。釣具を下ろしていると友達が到着。あいさつを済ませ、早速砂浜に降りて、海水浴場の石段からスタートした。
海水浴場この場所は石段があるため、足元から若干水深がありキス釣りには比較的良いポイントだ。早速1投目は4色半(1色は25m)へ投入した。
オモリの着水を確認しイトフケを取り、探りを開始した。ここは仕掛けが長いとキスを引き上げにくいので、取り込みを考えてハリは8本でスタートした。だがアタリが出ない。探り続けると、小さなアタリが出た。距離は4色くらいだ。
追い食いを狙って探り続けるが、アタリが続かない。2色ほど残して回収したところ、小型のキスが1匹掛かっていた。2投目は5色半へ投入。探り始めると4色半でアタリが出た。だがキスが少ないのか、アタリが続かない。
アマモが少ないようで2色残して仕掛けを回収すると、小型のキスが3連で掛かってきた。ちょっと期待外れだ。友達もやはり良くないようなので移動することにした。
昨年の実績ポイントで7連掛け
釣り座は工事中の矢板がある所だ。ここは昨年爆釣した所だが…。取りあえずエサを付け、5色へ投入した。
ゆっくりと探り始めると、すぐにアタリが出た。最初に入った所よりアタリが強く感じる。そのまま探り続けるとアタリが立て続けに出た。最初に入った場所とは、だいぶ状況が違うようだ。仕掛けが絡まないように、サビく速さを調整しながら探りを繰り返し、3色を残して回収するとキスが6連で掛かってきた。
エサを付け替え2投目は6色へ投入。だがすぐにアタリが出ない。そのまま探り続けると、5色を切った所でアタリが出始めた。群がるような連続したアタリではなく、極端に数が多くはないようだ。2色を残して回収すると、キスが7連で掛かってきた。
キス釣りの醍醐味は連掛け
型はバラバラだが、少し長めの距離を探れば、数は稼げそうだ。しばらくキスを追加したが、徐々にアタリが減り型も小さくなったので、松林側へ移動した。波打ち際を見ると、少し潮が払い出している。早速5色に投入してみた。この日の感覚では、あまり遠いポイントはキスが薄いような気がする。どちらかというと、4色前後でアタリが集中しているような気がした。
すると4色に入る少し手前でアタリが出た。ここからと思いサオ先に集中し、キスのアタリを待ちながら探りを繰り返すと、意外と短い距離の間隔でアタリが続く。どうやら場所ムラがあるようだ。追い食いを狙い、3色を残して仕掛けを回収すると、波打ち際に良型交じりでキスが7連で現れた。やはりサーフからのキス釣りの醍醐味は連掛けだ。
次は5色より少し手前にキャストすると、キスのいるポイントが近いらしく、探りを開始してからアタリが出るまでの時間が早くなった。順調に数を追加していると、徐々にアタリが少なくなって小型が増えてきた。こうなると友達と移動を行い、キスを追加した。