毛バリを複数付けるフライフィッシングのドロッパーと呼ばれる仕掛けは効果的だ。これを真似た二本毛バリテンカラ釣法を思いついた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小島満也)
使用する毛鉤
この仕掛けを、まずオイカワ釣りで試したいので、毛バリは二本とも16番の同サイズのソフトハックルとした。いずれも、好成績をあげているパターン。上の毛バリはオレンジボディにヘンハックルを、下の位置になる毛バリは孔雀ボディに黒色のヘンハックルをパラリと巻いた。孔雀ボディは水面下に沈めたいため、ビーズを付けた。
二本とも同じサイズだが、上に付ける毛バリはシャンクが長く、ゲイブが狭いカーブドロングシャンクタイプのフックを選んだ。カーブドロングシャンクは同じサイズでもシャンクが長い分、毛バリを同じ16番でも一回り大きくタイイングでき、そのことにより魚へのアピール力を高めることができると考えたからだ。一方、狭いゲイブはオイカワの小さな口に適合する。
以上、トレーラー方式の二本毛バリテンカラの仕掛けとその仕掛けを用いてのオイカワ用毛バリを解説した。と、いっても目新しさは皆無、フライシステムのただの流用である。テンカラ釣りに二つの毛バリをつけたら、釣果は倍増するのではないかという、この単純な発想。
次回で、テストしたオイカワ釣りの結果を釣り場紹介兼ねて報告しよう。その後、渓流C&R区間でのヤマメ釣りに試すつもり。釣れるかな。釣れて欲しい。
<小島満也/TSURINEWSライター>