初夏の訪れとともに、最盛期を迎える琵琶湖のビワマストローリング。5月8日に、現地で取材をしてきたのでレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
当日の最終釣果
このあと、船を通すラインをずらしながら、竹生島~白石の間を往復。イケス内の釣果は軽く40匹を超え、50cmアップの大物が6匹も交じった。
このあと、一人5匹の制限を守り、大きな魚から順に人数分のお土産をキープ。残りは再会を願ってリリースされた。
魅力は手軽さと姿そして食味
ビワマストローリングは、穏やかな湖上がフィールドとなるため、船酔いの心配はほぼない。
さらに、ルアーや仕掛け、タックル一式が船に用意されており、道具をそろえる必要は皆無。レンタル料金も船代に含められている。誰でもすぐに手ぶらで挑戦できる手軽さなのだ。
なお、最後になったが、ビワマスの最大の魅力がその美しさと食味。陽光を受け、うす紫色に反射する銀鱗に包まれた魚体は、何度見てもほれぼれする。
また、その身に臭みは一切なく、口に入れたとたん、身の旨味と脂の甘味が、混然一体となって舌にしみこんでくる。まさに、自然が生み出した芸術品だ。
見目麗しく、気品にあふれるビワマス。湖上の舞踏会で、あなたもこの貴婦人の手を取り躍ってみては。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>