「白身の魚はすぐバテる」と言われる。大型魚でも、青物などと比べて、白身の魚は確かにそのうち暴れ止む。でもそれはなぜ? 実は白身の魚がバテやすいわけではないらしい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
アジは泳がせ禁物
白身の魚はすぐバテる説のホントのところを推測してみた。そんなに真実から遠くないのではないだろうか。居つきの魚は泳ぎまわらず血の色が身に移らない、そして普段から泳ぎ回る習慣がないので体力がない。まあ、居つきの魚も一定のルートを回遊するらしいが。
最後に。大型アジを含む青物との勝負は、力勝負みたいなところがある。フィネスで青物を掛けると苦労するが、大型はアクシデントみたいなものだとしてこの話から外し、よくあるのが大型アジだ。
25cmアップのアジは白身の魚のように泳ぎ回らせるとハリが外れやすいし、大型魚を寄せてしまう(その大型魚も獲れるが)。実は尺アジでも魚の重量自体は200g程度と軽いので、極細エステルラインを使っていても、ある程度ドラグを締めて一気に勝負をつけてしまった方がいい。
<井上海生/TSURINEWSライター>