超高精度の海底地形図が無料で見られるアプリ「釣りドコ」を活用して、熟練アングラーが初場所でロックフィッシュ&ライトゲームに挑戦。果たして結果は?
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 佐藤理)
『釣りドコ』で初場所に挑戦
コロナ禍のレジャーとして釣りがブームになっている。なかでも手軽な陸っぱりは釣り人が急増。一方で、ゴミの放置や違法駐車、ローカルルールを守らないなどの問題から釣り禁止、立ち入り禁止になった漁港や堤防は多い。特に神奈川県・三浦半島はほとんどがNG。「じゃぁ、どこで釣りすればいいの?」
海底地形図『釣りドコ』
そんな悩めるアングラーにオススメのアプリが『釣りドコ』。超高精度の海底地形図は、今まで漠然としか分かっていなかった海底の起伏や海溝、沈み根が丸見え。対象魚によって「どこを狙えばいいのか?」「なぜこのポイントで釣れたのか?」という理由が明らかになる。なにより無料なのがうれしい。
熟練アングラーが挑戦
今回、取材をお願いしたのは、房総半島をホームグラウンドにしているダイワフィールドテスターの渡邉長士さん。依頼する際、三浦半島での実釣を伝えると「えっ、千葉じゃダメなんですか?神奈川のサーフや地磯はほとんど知りませんよ」と、やや困惑気味。取材の趣旨を伝え、当日を迎える。
あらかじめ、事前登録していた彼が向かったのは毘沙門の磯。三浦半島は全体的に浅磯が占めるなか、ここは足元から急深になっているのが分かる。
ポイントの選び方
道中、初場所のポイント選びについて聞くと、以下3点が通常手順のようだ。
グーグルマップの衛星画像
おおよその地形はなんとなく見えるが、複雑な海底形状まではわからない。
ネットの釣果情報
数年前のものまで混在しているため情報が古く信頼性に欠ける。
釣り仲間の口コミ
その地域に精通する人が必要不可欠。
いずれも一つだけでは成立しないことが多く、複数の情報を組み合わせる必要があるようで、どうしても手間がかかってしまうようだ。
『釣りドコ』活用法
どうしても手間がかかる初場所開拓だが、『釣りドコ』があれば、効率よく、かつ精度を上げることができる。
「このアプリすごいですよ。各釣り場の細かい水深や根の形状はもちろん、マップにある魚マークで、どんな魚種が釣れたのかも、ひと目でわかる。例えば、ソーダガツオや青物と書き込みがあれば、潮通しのいいポイントなんだということを読み取ることができる。逆にクサフグとあれば、そのポイントはひとまず回避かな。」
釣りドコと熟練者の経験値が合わさると、高精度な分析結果がはじき出されるようだ。