4月上旬大潮の週末、今シーズン初の潮干狩りに江戸川放水路へ行ってきました。時期的に水温低いながらもまずまずのお土産を確保できた一日をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
江戸川放水路で潮干狩り
夏から秋にかけてハゼ釣りのメッカとして知られる江戸川放水路は、実は潮干狩りのメッカでもあります。特に近年急速に有名になりつつある外来種のホンビノス貝がよく採れるようになってからは更に賑わうようになってきました。
採れる貝はホンビノス貝以外にも定番のアサリやマテガイ、赤貝によく似たサルボウ貝の他、食味はやや劣るオキシジミ、美味しいけど砂をなかなか出してくれないシオフキもポツポツ。またごく稀ではありますが、お寿司屋さんでアオヤギと呼ばれているバカガイ、高級な二枚貝のハマグリも混じります。二枚貝以外にも、アサリの当たり年にはそれを追ってアカニシ貝やツメタ貝もいるので潮干狩りに行く際はそれぞれの特徴を覚えておくと楽しさ倍増です。
潮干狩りのポイントは河口から行徳橋までと広範囲。特に河口付近は種類、個体数ともに多く、好ポイントとなっています。
写真は以前、子供達の教育用?にパソコンで自作した貝の一覧表。今では我が子供達、江戸川河口や三番瀬で採れる貝は一瞬で目利きできるレベルになりました。
アクセスに注意
「河口付近が好ポイント」と書かせていただきましたが、この河口付近、実はとても交通の便が悪いことが難点。特に西側(東京側)は大潮の干潮時には広大な干潟が出現する湾奥屈指の好ポイントなのですが、一番近くのコインパーキングからでも約1.5km離れていますし、最寄り駅(妙典駅)からも約2.5km近くあるので、電車を利用するにしても大変不便。
また、東側(千葉側)は徒歩圏内にコインパーキングはほとんどなく更に不便。そのかわりにJR二俣新町駅から歩いて2km弱(大人の足で約20分)と距離はあるものの、ポイントから約5分の所にコンビニがあるため、電車利用の場合では西側より便利。出現する干潟は狭いですが、女性や子供を連れて行く場合にはおすすめです。
今回は東側のポイントへ
リュックサックに必要な道具を詰め込み、二俣新町駅からてくてく。途中、コンビニで飲み物を購入しトイレも済ませ、江戸川放水路の河口(東側)にやってきました。この日の干潮時刻は11時。潮干狩りのセオリー通り、干潮時刻の2時間前に到着です。
潮干狩りは基本、干潮が日中になる夏場の大潮の日、更にその日の干潮時刻前後2時間(計4時間)が潮干狩り可能な時間なので、これを念頭に行動します。予め潮見表で計画を練っておきましょう。
潮干狩りの装備
潮干狩りに必要な道具は、採った貝を持ち帰るための入れ物はもちろん、アクアシューズ、ラバー軍手、熊手、ネット、タオル等(もちろんスマホと財布も)。
貝用の入れ物は今回、リュックサックにすっぽり収まるように、やや縦長の「500mlのペットボトルが6個入る」タイプの8Lの物を持ち込みました。その他、飲み物、おやつ、着替え等。
到着時刻は干潮時刻の2時間前です。実は時間によって潮の引き具合を知るために、潮干狩りには防水タイプの時計も必需品。ポイントによっては潮が引いてしまうと戻れなくなってしまうアイランドタイプの干潟もあるので、是非とも持っていくようにしましょう。