シーズン開幕の『夜焚きイカ』釣りでケンサキ・ヤリ・スルメ入れ掛り

シーズン開幕の『夜焚きイカ』釣りでケンサキ・ヤリ・スルメ入れ掛り

福岡県宗像市・鐘崎港の章栄丸で夜焚きイカ釣りへ行ってきた。1投目からトリプルヒットもあり、入れ掛かりとなったイカ釣りをレポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

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船釣り イカ釣り

章栄丸で夜焚きイカ釣り

3月25日、福岡県宗像市・鐘崎港の章栄丸で夜焚きイカ釣りへ。天気予報では北の風で、ウネリは1mとのこと。気温は20度で夏日のようだが、海の上ではまだ防寒着は必要だろう。

出港時間は午後3時で、メンバーには2時30分までに港に来るように連絡をした。

この日のメンバーは、佐田さん、岩倉さん、左右田さん、長尾さんで行く。左舷ミヨシ(船首)に私、胴の間に長尾さん、トモ(船尾)に佐田さん、右舷ミヨシに左右田さん、船尾に岩倉さんが座る。

船は3時前に来て、釣具を積み込むとすぐに出港。大島をかわして玄界灘に出てみると、ウネリはなく釣り場に進む。

1投目から入れ掛かり

この日のポイントの水深は81mで、船長がシーアンカーを張り終わると釣り開始になる。

すぐに長尾さんのサオにアタリがでたのか、巻き上げていたので見ると、イカが乗ってきた。上がってきたのはケンサキイカの胴長20cm2尾にヤリイカ23cm1尾のトリプルヒットだ。1投目から入れ掛かりの釣りをしていた。

シーズン開幕の『夜焚きイカ』釣りでケンサキ・ヤリ・スルメ入れ掛り長尾さんに明るいうちから連で乗ってきた(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

船長は前日もイカ釣りに行ったが「イカが終盤になるまで浮いてこず、帰り際になって浮いてきた」と言われた。それでもイカは1尾ずつスッテに乗ってきていたが、ケンサキイカの乗りがイマイチで、スルメイカが多く乗ってきた。

当日の仕掛け

この日のイカは仕掛けのエダスを嫌うようで、私は最初、40cmでやっていたが、乗りが悪く、50cmに替えるとよく乗りだした。また、エサ巻スッテも最初はEXのF/GとP/Gを使っていたが、イカはP/Gによく乗ってきた。

シーズン開幕の『夜焚きイカ』釣りでケンサキ・ヤリ・スルメ入れ掛り当日の仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

イカ釣りのエサ

エサはいろいろあるが、キビナゴ、コノシロ、アナゴなどがあり、私は鶏のささみを塩漬けにしたのを使う。私の釣友で、鶏のささみの生を使うか、一~二日の天日干しにして水分を飛ばして使う人もいた。

シーズン開幕の『夜焚きイカ』釣りでケンサキ・ヤリ・スルメ入れ掛りケンサキイカのダブルヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

今後の展望

佐田さんは前回、納竿間際にイカをエサにしてマダイを狙い、4kg級を取り込んでいた。今回は満月の三日前で、集魚灯にイカの寄りが悪かったのか、マダイのアタリはでなかった。

シーズン開幕の『夜焚きイカ』釣りでケンサキ・ヤリ・スルメ入れ掛り佐田さんのスルメイカ(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

4~5月の夜焚きイカ釣りは様子が変わってくるのでは、と思われる。というのも、ケンサキイカも産卵に入ってきだすからだ。これからは昼のイカ釣りも良くなってきだすと思われるので、船長に確認をして行かれると良いだろう。

シーズン開幕の『夜焚きイカ』釣りでケンサキ・ヤリ・スルメ入れ掛り左右田さんのスルメイカ(提供:週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳)

<週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
章栄丸
出船場所:宗像市・鐘崎港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年4月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。