3月6日、短時間ながら神奈川小田原の国府津海岸にシロギスを狙って釣行した。残念ながら本命には出あえなかったが、ムシガレイ2匹を仕留めたので、リポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)
国府津海岸で投げ釣り
2月中旬のシケで海の水は入れ替わったのか、水温は15度まで低下。この時期らしい温度になるにともない、水深がある国府津海岸や小八幡海岸でシロギスの釣果が上向き始めた。一方で国府津の刺し網にはフライマン憧れのソトイワシ(ボーンフィッシュ)が掛かり、沖合での黒潮の影響を感じさせる。
まずは相模湾大磯のすずき釣具店に立ち寄り、エサの自動販売機で青イソメを購入する。
海岸には8時半に到着。海にはウネリがある。スロープ下には数人の釣り人がいたので、西側の旧プール下周辺へ。波にさらわれないよう、波口から離れた西湘バイパス下にクーラーを置いて開始。
タックルは図の通り。キスより大きいゲストを意識して、大きなハリと太いハリスにした。チモトには夜光玉と金ビーズを付けてアピール力をアップ。エサは持参したジャリメと購入した青イソメだ。
7色半からムシガレイ登場
まずは、すべてのハリにジャリメを付けて7色に投入。6色まで探ったが海底に変化はあっても明確なアタリがない。しかし、巻き上げるとヒメジが顔を出した。これはリリース。
「海底の状況から考えると、8~7色がポイントかな」と予想して、次は青イソメで7色半に投入。着底まで送り込み、手持ちで待つとグイッと短いながら明確なアタリ。太い仕掛けを信頼して強引に巻き上げると、リールを巻く手にはかなりの重さが伝わってくる。
2色にポコッと天ビンが浮き、その後ろには茶色い魚が付いている。「カワハギかな」と思ったが、波間に一瞬見えた姿は違い、その正体はムシガレイ。この周辺では春先に釣れることがあり、食味がいいので嬉しいゲストだ。
ムシガレイ追釣
散歩中の地元の人が「朝方はここでシロギスが釣れていたけれど、今はスロープ下がいい」と教えてくれた。「朝に釣れていたなら、チャンスはあるかも」と自分に言い聞かせて続行。しかし、その後も本命は釣れずにホウボウやヒメジ、ヤリヌメリ。
「最後の1投」と投げ入れて帰り支度。最後に巻き上げてみると、またもムシガレイが掛かっていた。
10時半に納竿。潮が濁っていたためか、青イソメの食いがよかった。次こそは本命をゲットしたい。
<週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
国府津海岸