【三重2021春】イカダ&カセから狙う「乗っ込み」クロダイ徹底解説

【三重2021春】イカダ&カセから狙う「乗っ込み」クロダイ徹底解説

イカダ&カセで狙うカカリ釣りのクロダイでは、いよいよ乗っ込みシーズンの到来となる。今回は乗っ込み期に使用するエサやダンゴ、そして攻め方などを解説する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)

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イカダ&カセ 海釣り施設

まずは「モーニング」で

さて、いよいよ実釣。盛期のように頻繁にアタリがあるわけではないが、時合いがくると面白いようにアタリがあり、良型のクロダイも顔を見せてくれる。

この時期の基本的な攻め方だが、まず朝にポイントへ着いてからはいきなりダンゴを打たずに、周りを探るモーニングを狙ってみる。前日に釣り人が入っていたら、必ずモーニングでチェックしていきたい。

【三重2021春】イカダ&カセから狙う「乗っ込み」クロダイ徹底解説イカダ&カセへ繰り出そう(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)

「モーニング」とは、前日にまかれたエサを良型または大型のクロダイが朝に捕食していることがあり、それをエサだけ落とし込んで狙っていく釣り方だ。

ただし、あまりしつこく狙い続けていても仕方がないので、私の場合は30分から長くても1時間で見切りをつけてから、ダンゴを打ってポイントを作っていく。

パターンを見極める

ダンゴを打ち始めて魚が寄るまでは我慢の釣りになるが、諦めずに打ち返し、時合いがくるまでしっかりと集中して状況を判断していく。ダンゴに反応がある場合、ない場合とその日のパターンによって違いはあるが、1つの攻め方に固執せず、いろいろなパターンで探っていこう。

ダンゴにボラが寄ったり、ダンゴに魚が反応する場合にはセオリー通りの攻め方でいいのだが、ボラは寄ったがエサには何も触らない場合には、やはりダンゴの煙幕の外側もチェックしていく必要がある。潮がよく動くポイントならば、潮下を重点的にチェックしてみよう。

ダンゴが潮下に流れ、そのエサをついばんでいるクロダイをダイレクトに狙っていくのだが、遠投して手前までゆっくり探っていき、アタリのあるポイントがあれば、そこで重点的に攻めていくようにする。

やはり、産卵を控えて食いも立つが、警戒心も強くなる。いい日に当たればダンゴにアタックしてくるクロダイもいるが、そうでない場合も多々あるので、いろいろ試すようにしてみよう。

丁寧に釣り上げよう

アワせるタイミングも、焦らずにじっくりと食わせていき、しっかりとしたフッキングを心がけていきたい。アタリも悩まず、穂先がしっかりと入るアタリでアワせていけば、バラす心配も少なくなるだろう。

【三重2021春】イカダ&カセから狙う「乗っ込み」クロダイ徹底解説腹パンクロダイの引き込みを堪能(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)

アタリがあり、アワセもしっかりと決まれば、あとはランディングだ。慌てず、ゆっくりでもいいので、バラすことなくしっかりやり取りをしていこう。

釣り場では余裕をもって

納竿時間ギリギリまでサオを出し続けたいのが釣り人のさがでもあるが、慌てて後片付けを始めて、迎えに来た船および乗船者たちを待たすのはいけない。

私の場合は、納竿時間の15分前には釣りをやめて、後片付けをして待機している。慌てて忘れ物をしたり、道具を海に落としたりしてもいけないので、余裕のある行動を心がけよう。

【三重2021春】イカダ&カセから狙う「乗っ込み」クロダイ徹底解説一日釣りやすいように道具を配置しよう(提供:週刊つりニュース中部版 橋本直)

良型、大型のクロダイを狙うには一番チャンスのある時期。ただし、春は天候が変わりやすいので天気予報もチェックしながら、ぜひ安全で楽しく一日の釣りを満喫してほしい。

<週刊つりニュース中部版 橋本直/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年3月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。