「イカの王様」と呼ばれるアオリイカ(別名:モイカ、バショウイカ)。今回は、オスとメスの見分け方、エギンガーなら知っておきたい豆知識を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・野中功二)
アオリイカの豆知識
次に、エギンガーなら知っておきたいアオリイカの豆知識を紹介しましょう。
「手」と「足」がある
アオリイカの足は何本でしょう?10本あるように見えますが答えは8本です。良く見ると2本長い足がありますが、これは「手」なんです。触腕と呼ばれ、エサをとるときに使われます。オスのアオリイカの8本の足(腕)のうち1本は「交接腕(こうせつわん)」と呼ばれています。この腕で精子のカプセルをメスに手渡すため、他の腕とは形が異なっています。
警戒促す「パンダマーク」
アオリイカのエンペラ部分に黒い斑点が出ている時は、仲間へ警戒を促していると言われています。この通称「パンダマーク」と言われる斑点が出ている時は、近くに他のアオリイカがいる可能性が高いと言われています。
産卵期のメスはリリースを
春に海藻に産み付けられた卵は、3週間前後で孵化します。孵化したアオリイカの赤ちゃんは、プランクトンなどを捕食し成長します。また、早く生まれた個体は、秋に接岸してくるイワシなどを捕食するまでに大きく成長しますが、遅く生まれた個体は冬にベイトが抜けてしまうため、あまり大きくは成長しないようです。
また、アオリイカは素手で触ってはいけないと言われます。人間の手で触ったイカは火傷(ヤケド)状態になり、リリースしてもほとんど死んでしまうようです