1月14日、山口県・下関港のFUKURYOにて、蓋井島沖の落とし込み釣りへ。ヒラメ&ヒラマサ筆頭に、多彩な釣果となった当日の模様をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・久恒重喜)
響灘で落とし込み釣り
1月14日、初釣りで山口県・下関港のFUKURYOにて、蓋井島沖の落とし込み釣りへ。前日に船長から「夜中に風が吹くので、朝の様子で中止になるかも」と連絡があった。当日、午前6時30分に港に行くと「何とか出船できる」とのことで、7時10分に出港した。コロナウイルス拡大で福岡県にも緊急事態宣言が発令され、ほかの地域への釣行もままならない。
外海に出ると、やはり前夜の影響で波が多少残っている。ゆっくり進み、1時間30分で蓋井島沖の釣り場に到着する。魚群探知機を見ると多くの反応が映しだされており、エサはかなりいるようだ。
仕掛けを準備して、船長の合図で仕掛けを入れる。水深63mで、40m付近でエサが付いたので、そのまま海底に落としていき、大物のアタリを待つが、1投目でアタリはなかった。
良型ヒラメ&マトウダイ手中
船を回して、2投目の仕掛け入れで、エサを付けて底に落とすと、すぐにエサが暴れだし、近くに大物がいるようだ。ガツガツと根魚のアタリがあり、少し待っているとサオ先を引き込む本アタリで、アワセを入れるとハリ掛かりした。
引き上げ途中で暴れるので、ヒラメであろう。無事に釣り上げると60cmはある良型で、ひと安心する。
当日はエサはよく付くが、大物のアタリが少ない。30分後、再びアタリで、引きが弱く、難なく釣り上げたのはマトウダイ45cmだ。船長もサオを出す予定だが、まだ波があり、操船のためサオが出せない。
エサ付きによりハリス変更
10時ごろ、エサ付きが悪くなったので、ハリスを18号から16号に替えると、再びエサ付きが良くなった。私はエサが付く限り、太ハリスを使用するようにしている。エサさえ付けば、大物はハリスに関係なくエサを捕食しにくると思うからだ。
11時すぎ、潮が変わったのか、再びエサ付きが良くなって根魚のアタリがあり、アワセを入れるとハリ掛かりし、当日2尾目のヒラメを取り込んだ。
このころになると風も弱くなり、波も小さくなったので船長もサオ出しする。しかし、エサはよく付くが、相変わらず大物のアタリが少なく「潮の動きが悪い」と船長が話している。
5kg級ヒラマサ登場
正午前、エサが付き、仕掛けを底に落とすと、すぐにサオ先をひったくるようなアタリがある。明らかに青物の引きだ。慎重にやり取りをして釣り上げると、5kgほどのヒラマサで、久しぶりの対面だ。
次の流しで再びマトウダイを釣り、少し潮の動きが良くなったのかもしれない。その後もエサが暴れて大物の気配はあるが、本アタリまでにはいかず、根魚もエサに歯型は残るが、のみ込んではくれない。