メバルは目が利く魚で、一度見たものを食わせるのは至難の業。そこで重要となる「釣り場の見切り方」について考えてみよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
高活性時で見切る場合も
メバリングでは、一箇所で立て続けに魚が出ることもある。非常に高活性で、魚の目が利く云々というのがまったく関係ないような海の場合だ。そういうときには、ちょっと動くのが億劫になってしまう。それに、動いた先で釣れる保証もないし……。
しかし、筆者はそういう超高活性時でも場所を見切る。そのタイミングは、「自分が疲れたとき」だ。自分が疲れる、すなわち多投しているのだから、確実に魚にもプレッシャーがかかっているはずなのだ。
超高活性時には同一エリアを打ち続けるよりも、思い切って場所を移ってしまうのも手である。筆者の印象だが、メバルが超高活性のときには、アジも相当いい。理屈がないわけでもない。おそらく、水温が多少高いのだ。メバルの適水温14度、またはアジの適水温15度に近いのかもしれない。よって常夜灯下に移って、アジングに変えるのもアリだ。
ランガンでテンポよく
尺級、20cm後半といった良型をのぞいて、メバルは漁港や波止の一帯に、まあ多少の密度の濃い薄いはあるだろうが、満遍なく付く。テンポよくランガンで釣ってしまおう。メバルは冬の釣りなのだから、動きながら釣った方が多少体も温まるだろうし、ランガンしていく中でうまく風裏も見つけられるかもしれない。また新ポイント発掘にもつながるはずだ。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>