油で揚げない唐揚げ粉という調味料が市販されている。本来は鶏肉にまぶして、炒め物の要領で唐揚げを作るのだが、これを使ってハゼの唐揚げを作ってみた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・牧野博)
唐揚げの手順
では、いよいよフライパンでハゼを油で揚げよう(焼こう)。とは言え、手順はとても簡単だ。
1. 唐揚げ粉をつける
チャック付きビニル袋に巻いたハゼとキビレの身をようじで止めたまま入れ、「揚げずにからあげ」を一袋の半分の量一緒に入れて、よく振り、3分寝かせた後、よくもんで衣をつける(商品裏面の調理法を参照)。
2.フライパンで焼く
熱したフライパンに小さじ2杯のこめ油を入れて7で下ごしらえしたハゼとキビレを入れて、ふたをして2分程中火で焼く。その後、ふたを取って返しながら約5分焼き上げた。
3.盛り付け
でき上がった唐揚げを平らな皿に盛り付けた。尾びれが付いた身は、ようじを抜いて盛り付ける。ようじを抜くときは、できあがったばかりの熱い状態でようじを少し回しながら抜くと、巻いた形を崩さずに抜くことができる。小さい巻き揚げであるが、大きめの身を包丁で2つに切って、切り口が見えるようにしてみた。
また、ハゼの数が多いときは、巻いたハゼの身を長めの串に5、6個刺して焼けば、焼き鳥風の出来上がりになり、楽しめると思う。
なお、今回はやらなかったが、唐揚げを作ったフライパンに少し油が残っているようであれば、そこに彩のいい野菜の短冊を入れて炒めると、付け合わせになり、盛り付けが映える。
最後に
今回の巻き揚げの方法は、タチウオやキス、カマスなどでもうまくできると思う。一緒に巻く素材も、梅肉や海苔など、いろいろにアレンジすることが可能である。
ちなみに、尾びれのついた身は、尾びれの付け根に背骨が少し残っている。今回、尾びれごと食べてみたところ、それほど気にならなかったが、食べる時に注意する必要がある。
<牧野博/TSURINEWS・WEBライター>