11月下旬、ドラゴン級タチウオへのリベンジ釣行のお誘いがあり、豊後水道へ出かけた。狙いは「ガードレール級」の幅を持つタチウオだ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)
後半戦はアタリ頻発
船長が、船の移動をして、流すポイントをかえて探ってくれる。何度かの移動後で釣っていると、本命が食ってきた。「よっしゃー」と電動リールを巻き上げにかかるが、またしても途中で外れてしまった。フッキングもしっかりやっているが、ドラゴンサイズの大物は釣り上げるのが難しい。隣の三宅さんは、ドラゴンを連チャン。指7本幅近くある。
宮本さんにもドラゴン。川田さんもドラゴンである。アタリが頻発し始めた。浜船長の潮読みと、ポイントの流し方がバッチリとなった証拠だ。ようやく私もタチウオを取り込んだが、指4本幅である。とてもドラゴンとは呼べない。
そして、4.5本幅サイズとまたしてもドラゴンに届かない。船中で指6本幅以上のドラゴンタチウオを釣ってないのは私だけとなった。船長が「濱堀さん頑張ってくださいね」と声をかけてくれるが、なんだか寂しい気持ちになった。
豊後水道にリベンジ誓う
納竿時間となったが、皆がドラゴン幅のサイズを釣り上げて満足そうである。ただし、私を除いては……。私の場合は、ドラゴンの濁点を取った「トラコン」(トラ来ん)だった。だから写真もなしである。
「まあこんな日もあるわ」と自分を慰めて、「来年はガードレール幅狙うから、今回はこれくらいで、こらえてやるわ」と豊後水道を後にして、宇和島新内港に向かった船のキャビンで寝そべった。
豊後水道のドラゴンタチウオのポイントは深場であり、道具も専用なものをそろえないといけないが、大物を釣り上げた「やったぜ」という達成感は、格別のものがあると思う。皆さんも、ドラゴン狙ってみますか?やっぱり釣りはやめられませんね。こんなに豊かな地球は、僕らの遊び場ですから。
<濱堀秀規/TSURINEWS・WEBライター>