来年初夏に発売を予定しているエリアトラウトのロッド『ベレッツァプロトタイプ』が最終調整に入った。11月27日、実釣チェックをするという(株)オリムピックの髙島さんに同行した。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
ベレッツァプロトタイプ
近年、エリアトラウトの世界、特に1匹の差が明暗を分けるトーナメントの世界では、従来の軟らかいサオを使ってオートマチックに掛ける釣りから、小さなアタリを掛けるより能動的な釣りに移行しつつある。
その流れを受け、2021年の初夏に発売予定のベレッツァプロトタイプは、トーナメント仕様としてリニューアルされることとなった。
このシリーズでは、どこまでもシャープでキレのあるエリアロッドを目指し、アジングでおなじみの「コルトシリーズ」で培われた掛ける、乗せる、感じるという絶対要素を、対エリアトラウトの理論にあてはめ徹底追及している。
指先から手首にかけて違和感なく感覚を繋げる新採用のカーボンリールシートが水中の変化をよりクリアに、新素材T1100Gを採用したコシのあるブランクスは最低限の動作でフッキングを決め、瀬戸際のあと数匹の差を埋める。まさに勝つためだけに進化したスペックとなっている。
ラインナップは4機種
では、登場する4機種を紹介する。
21GBLZPS-582SUL-T
クランキングモデル。シャープに仕上げたシリーズの中で、あえてダルさを残しバイトを弾かず絡めとるようなフッキングを可能にしたモデル。短めのレングスにより、積極的にアクションさせていく場面においてもパワーロスを軽減。
21GBLZPS-612UL-T
高活性を逃さない。放流マスを最高の手返しでとっていくためのチューブラーモデル。まさにこのシリーズを代表するするとにかくシャープなブランクスは、スプーンはもちろんミノーイングにもマッチ。太軸フックを用いた対大型マスにも。
21GBLZPS-572XUL-S
マイクロスプーン、マイクロクランクにフォーカスしたフィネスモデル。コルトシリーズで培った技術を応用した掛けるためのロッド。一見硬い印象を持つバット部もトレカT1100Gの粘りにより負荷に応じて素直に曲がりこむため、細イトでのトラブルをクリア。
21GBLZPS-5112UL-S-BB
低水温期に必要不可欠であるボトム攻略に特化したモデル。ボトムの感触を正確に伝える感度、距離のあるバイトもしっかり拾って深いフッキングにつなげるハリのあるブランクスが特徴。