来年初夏に発売を予定しているエリアトラウトのロッド『ベレッツァプロトタイプ』が最終調整に入った。11月27日、実釣チェックをするという(株)オリムピックの髙島さんに同行した。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
プールトラウトで実力を検証
今回フィールドとして選んだのは、株式会社ゴーセンが運営する大阪府豊中市にある服部緑地ウォーターランドフィッシングパーク。冬季休業中のプールを活用したトラウトエリアで、都心部からほど近い立地と、電車釣行可能というアクセスのよさから、土日は入場制限がおこなわれることもあるほどの人気釣り場だ。
釣り場には午前8時のオープンから20分ほど遅れてエントリ-。この日は平日だったが、すでに7人ほどの釣り人の姿があった。好ポイントの、水車の流れによる波立ちが見えなくなるエリアが狙える位置には先客が釣り座を構えていたので、そのさらに水車側に断りを入れてから座を構えた。
1投目からニジマスがヒット
まず髙島さんが手に取ったのは、582SUL-T。クランキングモデルということで、ルアーは灰色の小さなクランクだ。水車の波立ちの中に打ち込んだこの1投目に、早速ニジマスがヒット。難なく寄せて、無事ネットに滑り込ませた。
開始早々のヒット、さらに周りでもポツポツヒットしていたので、魚の活性はかなり高いのかと予想されたが、この後は沈黙。水車の流れでルアーが流されて隣の釣り人とラインがクロスすることもあったため、カケアガリになっている場所へ移動する。
初めてのフィールドということで、髙島さんはどこが一番クリティカルかを探していくが、朝の内はやはりレンジが定まらず、アタリはかなりいろいろなタナで出ている様子だった。しかし、日が高くなるに従い魚のレンジが下がっていって、そのおかげでレンジが絞りやすくなり、ヒットするペースが上がってきた。
マイクロスプーンでヒット率向上
10時ごろになると2時間券でエントリーしていた釣り人がちらほらと帰り始めた。そして、対岸のちょうど水車の流れによる波立ちが見えなくなるエリアを狙える釣り座が空いたので、再度移動する。このころになると完全に魚は底付近に付くようになったみたいで、何となく付き場所も見えてきた様子。ロッドを572XUL-Sに持ちかえ、マイクロスプーンを使ってフィネスに徹すると、フッキングミスもあったが、明らかにヒット率が上がってきた。