納竿、初釣りで行き先に迷う人も多いのではないでしょうか。今回は関西圏で筆者がオススメする釣り場＆釣り物5選を紹介しましょう。
（アイキャッチ画像提供：WEBライター・田中こうじ）
年末年始の関西オススメ釣り
筆者自身、釣り納め＆釣り初めは毎年悩みます。私自身は、釣り納めはその年に一番お世話になった、または、一番印象的な釣り場と決めています。釣り始めは、「今年はここに行きたい」と思う釣り場に出かけるようにしています。そんな訳で、順番に年末年始に筆者オススメの釣り場紹介をいたします。お好みに応じてどうぞ。
1. 志摩沖のキハダ
2020年、最も記憶に残っている魚と言えば、8月1日に三重・志摩沖のジギングで釣ったキハダ44kgです。一般的には、夏と初冬に狙えるキハダですが、今年は様子が違います。10月初旬からコンスタントに釣れているのです。
志摩周辺にカマスが大量接岸したので、それに付いてきたようです。この時期のカマスは脂乗り乗り。そのカマスをたらふく食ったキハダは、旨いのが決定の魚ですね。しかも、型が異常にデカイ。40kgはもちろん、50kg、60kg超も釣れています。
そのファイトは想像を絶します。実のところ、私自身も11月14日と21日にチャレンジしたのですが、ジグに歯形が残っただけで惨敗。年末年始にはサンマパターンも期待できるので、チャレンジ予定です。
アドバイス
道糸はPEライン4号、リーダー90lbで挑んでいただきたい。もちろん、フックは極太を推奨します。ジグはシルバー系のセミロング～ロングがオススメで、ゴールド系やグローも用意してください。
アドバイスがあるとすれば、「諦めない」こと、やり続けることでしょう。フォールでアタることが多いので、フックはリアに１本で勝負しましょう。トンボ（ビンチョウ）も同じ場所で釣れます。冬のビンチョウの腹身は最高ですよ。持てる最強タックルでチャレンジです。
2. 舞鶴沖のヒラマサ
日本海方面でのオススメは京都・舞鶴沖のジギングです。この秋は、一度行きましたが、狙いのヒラマサや10kg超のブリは得られませんでした。なので、1月中に凪の日があればチャレンジしようと思っています。この時期は、白石グリでの寒ブリがメインのターゲットですが、少し浅場に行けばヒラマサも期待できます。
よく肥えた寒ブリがターゲット（提供：WEBライター・田中こうじ）ヒラマサは、大マサといって良い10kg超の実績もあります。本気で狙うなら最低でもPEライン3号、リーダー50lbで挑んでいただきたい。ヒラマサは、ヒットすると根に走るので、ドラグはガチガチでガチンコ勝負してください。そんなタックルを飛ばす奴もいますよ。
3. 南紀のハタ＆カサゴ
和歌山・南紀方面の海は、何だかんだと言いながら魚種が豊富で、何が来るか分からない期待感があります。本命は鍋ネタとなる白身のハタ＆ガシラ（ウッカリカサゴ）でしょう。水温が高いままだとシオ（カンパチの若魚）も期待できます。
大型のウッカリカサゴが魅力（提供：WEBライター・田中こうじ）串本周辺は水温が下がりきらないので、年中、シオもハタも狙えます。ただ、潮岬をかすめる黒潮の影響はすさまじく、中途半端なジグでは底が取れません。ジグは500gまで用意して、PEライン本線は潮の影響を避けるため2号で勝負してはどうでしょうか。PEライン2号といっても、上手くやれば10kg超ともガチでやり取りできるので、弱気にならずにファイトしてください。
4. 紀東の磯でグレ
このところ、ジギングばかり釣行していますが、実は磯釣り師なんです。この春はコロナで終盤のグレや乗っ込みチヌに行けずじまい。ぼちぼち磯が恋しくなってきました。
12月に解禁された尾鷲の寺島や須賀利の磯はどうでしょうか。過去、12月で最も多くの40cm超のグレを仕留めたのは寺島です。太い口太はもちろん、潮が走れば潮目を狙うと尾長グレが竿を引ったくります。それにどうしても止まらん化物に遭遇することしばしば…。磯竿2号、道糸・ハリスは3号通しの強気でやってください。痺れるファイトがあらんことを！
運が良ければ尾長グレも（提供：WEBライター・田中こうじ）
