万年初心者のミステリー小説家が解き明かすフライの謎と秘訣。今回は、マーカーの価格破壊を目指した、使い捨てマーカーの自作方法をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・浅暮三文)
マーカーをテスト
それでは完成したマーカーの効果をテストしてみましょう。ティペットにフライとオモリを付けてマーカーを装着。いざ風呂場へ。今回はウレタンの密度がやや荒いため、オモリはいつもより一つ小さめのカミツブシ5号=0.17g。具合を見て付け足しましょう。フライはTMC206BLの16番に巻いたカディスピューパ。ティペットは0.8号=5X相当です。
どうでしょうか。割合に浮いています。老眼の私にはマーカーを少し大きくしてオモリをひとサイズ重くしても良いかもしれません。その方が見やすい気がします。
衝撃の価格破壊
今回の自作マーカーのお値段を検討してみましょう。楽しみですね。なにしろウレタンファームは厚さ4cm、縦横35cmもあります。2cm角で8個作れますから、計算では2450個分。1個いくらかというと表のように…。
なんと1個当たり7銭3厘。今や耳にしない貨幣単位、1円以下です。これならどれだけ製作に失敗しようが平気ですね。
釣り場で使い捨てても、川へのお賽銭と思えば罪悪感がぬぐえます。暮れも近いことだし、大名気分で知り合いにお歳暮としてお裾分けしましょうか。ただし、2450個を一気に作るのは大仕事ですから、適当に内職で。
<浅暮三文/TSURINEWS・WEBライター>