茨城県各港を紹介。初めて行く場所は交通ルートや駐車ルールに戸惑うかもしれないが、ここを参考に新たなお気に入り船宿を見付けてもらいたい。
(アイキャッチニュース:週刊つりニュース関東版・編集部)
茨城県の各港を紹介
最近「都道府県別魅力度ランキング」の連続最下位から脱出したことで話題になった茨城県。しかし、釣り人にとっては、つねにトップクラスの魅力度を誇るエリアだ。秋~冬はヒラメやアカムツ、オキメバル、ムラソイにマダコなど。
また、オキメバルやマコガレイなどが春を告げ、夏~秋には近年カツオや青物も多数上がっている。また、マダイはひとつテンヤで通年楽しめる。
特に県の魚になっているヒラメは11~12月に解禁。解禁日の各港には東京や千葉など南関東はもちろん、栃木や群馬、福島など北関東、東北の釣り人も集結する。これからのシーズン特に注目のエリアだ。
特徴
同県では、どの海域でもコマセの使用が禁止されている。そのため、釣り場が荒れにくく、良い状態を保っており、魚影の濃さは言うまでもない。また、港ごとにショウサイフグやマゴチなどの制限尾数を設けて資源保護に努めている。
仕掛けの例では波崎沖の寒猫根でのアカムツ釣りの場合、2本バリに制限している。しかし、アタリは多いので2本バリでも十分に楽しめるはず。
おもな解禁日など
ヒラメは鹿島や波崎などでは11月に解禁し、珂川河口より北の日立や那那珂湊では12月に解禁となる。
日立地区
北茨城を代表する地区。2011年の東日本大震災で港は甚大な被害を受けたものの、現在でもたくさんの釣り人がやってくる。
日立会瀬
遊漁船の数はそれほど多くはなく、特別大きな港ではないが、日立駅などの市内中心部から近いのが特徴。
弁天丸は今年新船が就航、さまざまな釣りに対応。
日立久慈
本紙では「日立港久慈漁港」と表記している。さまざまな釣りを看板にする多くの遊漁船がある北関東屈指の港。
乗船の際は、まず船着き場前まで荷物を持って受け付けをして、その後出船までに駐車スペースへ車を移動させて乗船する形をとっていることが多い。